旅のクライマックスは帰国日だった!(1)
この記事は7月2日から10日までの旅の記録です。政府や航空会社の感染症への対応などは現在と異なる場合もあり得ることをご理解ください
それまで順調に、トラブルもなく迎えた最終日。
旅は最後の最後まで何があるかわからないとは言え、予想以上のアクシデントがあり、後から考えてみるとまさにこの最終日がこの旅のクライマックスだったなと思える。
午前11時発の仁川行きの飛行機に乗るために、息子の運転でダラス空港に向かう。
空港に着いたのはきっかり2時間前の午前9時。
帰りの飛行機は大韓航空のシェア便で、実際にはアメリカン航空の飛行機。
セルフチェックインの機械でははじかれ、カウンターで案内を受けるように指示されたのでアメリカン航空のチェックインカウンターに並ぶ。
機械ではじかれた人は周りでも多くいて、多分、コロナの関係で国ごとに入国の制限があったり、必要な書類が異なったりすることが原因だと、思う。
アメリカン航空のカウンターには、国内線と国際線の利用者で長蛇の列。
受け付けているカウンターはたった二つ。
遅々として進まない列だったけれど、ただひたすら列に並んで待った。
やっと私の順番が回ってきて、「預け荷物は一つ」「行先は仁川、Korea」「帰国後は2週間の隔離」などのことを確認され、発券を待つのみという段階で。
キーボードに何かを打ち込んでいた彼女は、どこかに電話をかけている。
自動音声のようで、途中でピッ、ピッと番号を押して、ただ受話器を持ってひ…