忘れていない日本語

日ごろ、アメリカにそれぞれ暮らしている息子たちとはカカオトークのチャットをメインに連絡を取り合っている。 「元気?」「変わりない」「おやすみ」 まぁ、そんな感じの、チャットと呼ぶには一方的過ぎる、途切れ途切れのやり取りに加えて、ネットフリックスで観たお薦めの映画やショー、YouTube動画などのリンクをたまに送りつける程度。 そしてたまーに、息子たちからはそれぞれ思い出したように電話がかかってくる。 ちょっと前に入籍した長男は、結婚前に彼女と喧嘩したり別れたりしたころに一番頻繁に電話がかかってきていた。 大好きだけどこれから先、一生のパートナーとしてやっていくには不安だとかなんとか、私の意見を聞きたいとか言ってたけど、要するに「恋に落ちてしまった大好きな彼女のことを誰かに言いたくてたまらない」と、そういう興奮がひしひしと伝わってきた。 つい先日には、次男から久しぶりに電話がかかってきた。 「最近、日本語を忘れていっている気がして、日本語を話しておかないと」と思って電話したという。 彼の仕事のことや近況、最近観た映画、結婚した彼の兄(長男)のことや。 日本語という事で言えば、息子たちは二人とも、今でも日本語を話せるという事が私にしてみれば不思議な気がする。 子育て中はほぼ100%日本語で通したけれど、今では彼らにとって唯一と言ってもよい「日本語で話す相手」である私と離れて暮らし始めて少なくとも5年は経っている。 彼らの日常の生活は100%、英語。 話さなく…

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今後の関係

先日、アメリカの息子の家に滞在していた時のこと。 息子夫婦のアパートに泊っていたのだけれど、朝はこの夫婦、起きてくるのが遅い。 ちなみに、彼らのアパートの空いている部屋にはちょうど使っていないベッドがあり、ベッドシーツやブランケットを私のために新品の物を揃えてくれていた。 私はその快適な部屋とベッドで寝起きし、勝手に自分の起きたい時間に起きて、コーヒーを淹れ、冷蔵庫からフルーツを出して食べ、一人でケータイでニュースなどを見ながら静かに朝の時間を過ごした。 ちなみに、息子は私が滞在中、仕事は休暇中で、お嫁ちゃんもコロナで仕事が少なくなっていたので仕事なし。 息子夫婦は11時ごろに起きてきて、めいめいにコーヒーを淹れ、「今日は何しようか―」と一日が始まる。 そんな、お気楽極まりない快適な日々。 そんな数日を過ごしたころ、息子が言う。 「そういえば、普通、시어머니(お姑=私)には、嫁はもうちょっと気を使わないといけないんじゃなかったっけ?朝も、考えてみたら、もっと早く起きて朝ごはん用意しておくとか、そういうこと、しないといけないんだよね?」 え? そう言われてみれば、そうなのか? が、ワタシにそんなことされても、困る。 そういう、気持ち悪いこと言うの、やめてくれる? うちはそういう家族じゃなかったじゃん、何を今さら。 息子がワタシを気遣って言ってくれたことはわかるのでありがたいが、そういう間柄は私が望むものではない。 もち…

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Lotus tattoo

この記事は7月2日から10日までの旅の記録です。政府や航空会社の感染症への対応などは現在と異なる場合もあり得ることをご理解ください 息子とそのお嫁ちゃんのKとお酒を飲みながら、ふとタトゥの話になった。 お嫁ちゃんのKは、「動くタトゥサンプル」かというぐらい、全身のあらゆるところにタトゥが入っている。 この州、なのか、この地域だけなのかよくわからないけれど、一般的に見るモノクロのタトゥより色がついたタトゥが圧倒的にトレンドのようだ。 お嫁ちゃんKのタトゥもカラフルなものばかりで、えーっと、写真を載せたいけどタトゥは個人がかなり限定されてしまうかもしれないから載せるのはやめておく。 ところでタトゥ。 実は数か月前から、二つ目のタトゥを入れたくて、(初めてのタトゥの記事はここ)、前回と同じくやっぱり蓮の花をモチーフにしたデザインをネットで探していたのだけれど、なかなかこれというものがみつからず。 そして今回、三人でお酒を飲んでいる時に、息子が言った一言から始まった。 「タトゥ、入れたいんだよね」(彼二の腕にはすでに、すんごいトラのタトゥが入っている) 「えー、ワタシも。」 息子はすでにデザインも選んであり、それは私が探し求めていたものとぴったり合う、素敵なデザインだった。 「じゃあ、同じデザインを二人で入れる?」 「いいよー」 と、話は盛り上がった。 が。 その日の夜に眠りにつく前にふと思った。 お嫁ちゃんKは表面では「いいね、かっこいいね…

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思いがけないものがポストに。

うっきゃー 思いもかけぬギフトが郵便受けに届いていた。 ポストカード。 アメリカに住む息子から、ワタシ宛に。 誕生日でもないし。 何だろう。 ちなみに、消印は5月21日。 今日は6月10日。 コロナで飛行機も減便が続いている中、はるばるアメリカからやってきたカード 開けてみるとそれは、母の日のカードだった。 先月の母の日、そういえば住所を教えてと言っていたな。 プレゼントしたいマッサージクリームがあるけれど、送料がバカ高く、韓国にとどくかどうかもわからなくてあきらめたと。 忘れやすいワタシはたまに、子育てをしていたという事さえ、なんとなーくうろ覚えのような、「そんな頃もあったなー」という程度だが。 スポーツのイベントの送り迎えや、試合をいつも応援してくれたことや、そのあとに毎日作ってくれた夕食や。 テニスラケットにサッカーシューズを買ってくれたことや。 足が痛いと言えばマッサージをしてくれたことや。 そういうことを全部覚えているよ、ありがとう、と。 嬉しい。 母親と息子で、お互い口に出さなくてもわかっているという無言のつながりはあるけれど。 率直に伝えるという事は大事だな。 心が温かくなった。良い日だなぁ。 今日は乾杯だー。(毎日なにがしかの乾杯。) 応援クリックお願いします ブログランキング参加中

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トリリンガルの世界

何となく、YouTubeを検索していたら、こんなYouTubeチャンネルがありました。 KOREAN PARENTS' Opposition to our DATING+MARRIAGE/한국시부모님의 교제+결혼반대스토리/韓国舅姑の交際+結婚反対ストーリー すてきな「日韓カップル」のチャンネルらしいですが、このかわいらしい奥さまはハーフ日本人だそうです。 だんな様は韓国人。 このかわいらしい奥さま、日本語、韓国語、英語がペラペラなんですね。 ワタシ個人的に何が面白いかって、例えば一つの文章を話すのにも、三か国語がごっちゃ混ぜに混ざってるんです。 言葉通りペラペラな彼女と自分を比較するのは失礼かもしれないけれど、その三か国語、私もできるので、彼女が三か国語を自然に使いこなしているのを見て、何となく勝手な親近感がわき。 このご夫婦は年齢的に、私の二人の息子たちよりも少し上ぐらい?な感じだとうのもあって、うちの息子たちのことと、子育て中のことを思い出しました。 私には息子が二人いて、彼らも「トリリンガル」です。 前にもこのブログの記事に書いたと思いますが、彼らが生まれた頃、私たち家族は英語環境の島暮らしで、外に出ればほぼ英語の生活でした。 回りには、英語が自分の言語ではない、私たちみたいな日本人や韓国人、中国人の友人も多数いて、皆、子育て中の言語に関しては良く情報交換していました。 学校で「英語」で遅れをとるのではないか。 母国語である…

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22年前の今日。

3月29日。 今日は次男の誕生日なんでございます。 22年前の今日、サイパンの唯一の公立病院で、午前4時半ごろの早朝に、次男はこの世に生まれた。 22年って、早いものだな。 全力で育てたという自負はあるけれど、それでも自分勝手なワタシのような母のもとで、よくここまで育ってくれたと思う。 うちの次男、やさしいんです。 ワタシの永遠のベビーなんです。 愛しい息子であることは間違いないですが。 現実問題、彼のこれからの人生に、私が手助けできることはあまりありませんね。 自分のことで精いっぱいです これからの人生は、彼自身の手にかかっている。 モノゴトがうまくいっている時には、お金も回るし、周りに人も集まってくる。 けれど、人生にはどん底と思える時が多分、ある。 そういう時には、回りにいた、永遠の味方だと思っていた人たちはあっという間に去っていくもの。 身をもってそれを経験した私としては、そういう時にこそ、ワタシという味方がいるよと伝えたいですね。 それだけ。 Enjoy your life! 桜がきれいに咲いています。 日本は季節外れの雪だそうですね。 応援クリックお願いします ブログランキング参加中

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