インスタをフォローしたら気づいたこと

我が家の近所には、素敵なカフェやレストランがたくさんある。 ネットを検索すると、近所の素敵なお店の情報がすぐ出てくるし、さらに次々に新しいお店が出来上がっている。 たまにGと「行ってみようか」となり、実際に行ってみてインテリアや雰囲気が良かったり、料理がおいしかったりすると、インスタでその店をフォローしてみたりしている。 だからインスタグラムには、友人のアカウントや広告、セレブたちの投稿(そう。ネットフリックスや映画館で観た映画がおもしろいと、その女優や俳優もフォローしたり。)に加えて、近隣のおしゃれ系❓カフェやレストランの投稿が次々に入ってくる。 それで気づいたんだけど。 「今日は食材が全部売り切れたので早めに閉店します!」(재료소진)、「ごく個人的な事情により、今日は午後からの営業となります」(개인적인 사정으로 인하여)、「健康上の事情により、午後2時から店を開けます!」(건강상의 사정으로 인하여)、「今日は午後2時から5時までブレイクタイムとします!」「今日はどうしても用事があり、一日閉店です。」などの告知がヒジョーに多い。 特に、「材料切れのために早めに店じまい!」というのはとても多い。 最初は気にも留めなかったこのような告知。 私もそんなにしょっちゅう、色んな店に行くわけではないし、ただフォローして写真を楽しんでいるだけなので、店が閉まっているからどうだというわけでもないのだけれど。 あまりにも多いので、「え?また閉めてる」「今日もお休み?」「あ…

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バスと視線

映画を観た帰りにバスに乗った。 時間は、近隣の学校がひける午後4時前後。 バスの中は混みあっていて、乗客の半分ぐらいは帰宅する地元の男子高校生。 つり革につかまっている私の横に立っていた70代前半ぐらいの男性がいきなり怒り出した。 痛いんだよ気をつけろ! 険しい目の先には、乗降口のところに立っていた高校生。 彼が肩から掛けているスポーツバッグが男性に当たったらしい。 いきなり怒鳴られて、男性に振り向いたまま口をポカンと開けている高校生に、男性はさらに言う。 腰が痛いのにお前のバッグがさっきからぶつかっているじゃないか気をつけろ! 高校生は、じっと男性の顔を見つめ、彼が言っていることを深く理解するに足りる充分な時間を置いた後、真摯な感じで「すみませんでした。」と。 「さっきから何度も何度も・・・」と、尚も独り言のようにブツブツと文句を言う男性に、わざわざ向き直って顔をみつめている。 はい。ごめんなさい。これから気をつけます。 良い子だな。 年上だという理由だけで威張りくさる人は好きではないけれど、間違いなく、相手が年上=大人だという理由だけで、いきなり怒鳴られた他人に真摯に耳を傾けて、卑屈でもなく、不貞腐れるでもなく、素直に「ごめんなさい」と謝ることができる高校生はなかなかいないんじゃないだろうか。 すんなり謝られて拍子抜けしたのか、言うだけ言ってすっきりしたのか、男性の目から怒りの光が消えたかな、と思ったその時。 男性の前で、座席に…

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思い出したオフィスでの出来事

先日、ランチミーティングに出かけて行ったGが日ごろあまり飲まないワインを飲んだという話で思い出した。 島生活を終えて日本に帰国し、IT系の会社に就職できたのは本当にラッキーだった。 おかげで、浦島太郎の状態で日本に単身で帰国した私は4年間の40代一人暮らしを満喫することができたのだから。 日々、フルタイムの仕事にありつけたのはありがたかったけれど、その仕事の内容はワタシには若干、いや、相当難しいもので、かなりのストレスだった。 出社すると、昨日まで知らなかった新しいことを頭に入れないといけない毎日で、「わかりません」「できません」と言えるような雰囲気ではもちろんないので、それはプレッシャーでもあった。 時には「よくわかってないけど、わかっているフリ」そしてまた時には「わかっていそうなスタッフに『これ、お願いします』と指示」時には「マジで難し過ぎてわかんないから。どーするどーする?」と当時の仕事のパートナーだったセクシー系中国人のCちゃんに相談して、どうにか乗り切ったり。 そんな毎日。 今でも連絡を取り、ワタシの上司でもあり、友人ともなったCちゃんと、「やってらんない」「え?何言ってんのこの人?」などと、無言の会話(隣同士のデスクだったけれど会話はいつもチャット。)でブツクサ言っていた。 「もーやってらんない。ね、今日終わったらワインでも飲みに行こうか」「おっけー。じゃ、いつものあの店ね。今日もあの生ハムとワインにしよう」「じゃ、早くこの仕事、片づけちゃお…

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忘れていない日本語

日ごろ、アメリカにそれぞれ暮らしている息子たちとはカカオトークのチャットをメインに連絡を取り合っている。 「元気?」「変わりない」「おやすみ」 まぁ、そんな感じの、チャットと呼ぶには一方的過ぎる、途切れ途切れのやり取りに加えて、ネットフリックスで観たお薦めの映画やショー、YouTube動画などのリンクをたまに送りつける程度。 そしてたまーに、息子たちからはそれぞれ思い出したように電話がかかってくる。 ちょっと前に入籍した長男は、結婚前に彼女と喧嘩したり別れたりしたころに一番頻繁に電話がかかってきていた。 大好きだけどこれから先、一生のパートナーとしてやっていくには不安だとかなんとか、私の意見を聞きたいとか言ってたけど、要するに「恋に落ちてしまった大好きな彼女のことを誰かに言いたくてたまらない」と、そういう興奮がひしひしと伝わってきた。 つい先日には、次男から久しぶりに電話がかかってきた。 「最近、日本語を忘れていっている気がして、日本語を話しておかないと」と思って電話したという。 彼の仕事のことや近況、最近観た映画、結婚した彼の兄(長男)のことや。 日本語という事で言えば、息子たちは二人とも、今でも日本語を話せるという事が私にしてみれば不思議な気がする。 子育て中はほぼ100%日本語で通したけれど、今では彼らにとって唯一と言ってもよい「日本語で話す相手」である私と離れて暮らし始めて少なくとも5年は経っている。 彼らの日常の生活は100%、英語。 話さなく…

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今後の関係

先日、アメリカの息子の家に滞在していた時のこと。 息子夫婦のアパートに泊っていたのだけれど、朝はこの夫婦、起きてくるのが遅い。 ちなみに、彼らのアパートの空いている部屋にはちょうど使っていないベッドがあり、ベッドシーツやブランケットを私のために新品の物を揃えてくれていた。 私はその快適な部屋とベッドで寝起きし、勝手に自分の起きたい時間に起きて、コーヒーを淹れ、冷蔵庫からフルーツを出して食べ、一人でケータイでニュースなどを見ながら静かに朝の時間を過ごした。 ちなみに、息子は私が滞在中、仕事は休暇中で、お嫁ちゃんもコロナで仕事が少なくなっていたので仕事なし。 息子夫婦は11時ごろに起きてきて、めいめいにコーヒーを淹れ、「今日は何しようか―」と一日が始まる。 そんな、お気楽極まりない快適な日々。 そんな数日を過ごしたころ、息子が言う。 「そういえば、普通、시어머니(お姑=私)には、嫁はもうちょっと気を使わないといけないんじゃなかったっけ?朝も、考えてみたら、もっと早く起きて朝ごはん用意しておくとか、そういうこと、しないといけないんだよね?」 え? そう言われてみれば、そうなのか? が、ワタシにそんなことされても、困る。 そういう、気持ち悪いこと言うの、やめてくれる? うちはそういう家族じゃなかったじゃん、何を今さら。 息子がワタシを気遣って言ってくれたことはわかるのでありがたいが、そういう間柄は私が望むものではない。 もち…

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Lotus tattoo

この記事は7月2日から10日までの旅の記録です。政府や航空会社の感染症への対応などは現在と異なる場合もあり得ることをご理解ください 息子とそのお嫁ちゃんのKとお酒を飲みながら、ふとタトゥの話になった。 お嫁ちゃんのKは、「動くタトゥサンプル」かというぐらい、全身のあらゆるところにタトゥが入っている。 この州、なのか、この地域だけなのかよくわからないけれど、一般的に見るモノクロのタトゥより色がついたタトゥが圧倒的にトレンドのようだ。 お嫁ちゃんKのタトゥもカラフルなものばかりで、えーっと、写真を載せたいけどタトゥは個人がかなり限定されてしまうかもしれないから載せるのはやめておく。 ところでタトゥ。 実は数か月前から、二つ目のタトゥを入れたくて、(初めてのタトゥの記事はここ)、前回と同じくやっぱり蓮の花をモチーフにしたデザインをネットで探していたのだけれど、なかなかこれというものがみつからず。 そして今回、三人でお酒を飲んでいる時に、息子が言った一言から始まった。 「タトゥ、入れたいんだよね」(彼二の腕にはすでに、すんごいトラのタトゥが入っている) 「えー、ワタシも。」 息子はすでにデザインも選んであり、それは私が探し求めていたものとぴったり合う、素敵なデザインだった。 「じゃあ、同じデザインを二人で入れる?」 「いいよー」 と、話は盛り上がった。 が。 その日の夜に眠りにつく前にふと思った。 お嫁ちゃんKは表面では「いいね、かっこいいね…

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