キャベツの話

うちの近所の道端で、いつも野菜を売っている方がいる。
70代ぐらいの女性。

人が行き交う遊歩道で、地べたに野菜や餅を並べて売っている。
こういう、「露店」は市場の近くや買い物客でにぎわうエリアではよく見かける光景だけれど、この界隈はアパートが建ち並んでいて周りにはそういう露店や市場もなく、その女性はただ一人、そこでいつもいつも、野菜や餅を並べている。

あまり見かけないゴーヤを売っていることがあって買ったことがあるし、急にキムチを漬けようと思い立った時に万能ねぎを切らしている時にもここで買ったりした。
かなりお年を召したおばあちゃまかと思いきや、実際に話してみると声にも張りがあって若々しい。

そう、いつもだいたい、そこにいるこの女性。
日が暮れても、いる。


数回、この女性が「閉店」している日があり、逆に「体を壊したのかな」と心配になったりもした。

先週、釜山は零下7度まで気温が落ち込み、私もただの山道の散歩に出かけるのに手袋にネックウォーマーに、インナーは3枚重ねにロングのダウンコートという服装だったのだけれど、「まさか今日はいないだろう」と思ったその日も、その女性はいつものように野菜を並べていた。

零下の日に、地面から上がってくる冷気は、想像しただけでもオソロシイ。

散歩に出たので財布は持っていなかったのだけれど、何を売っているのかなとのぞいたら、品数はいつもより少なく、野菜はなくて餅を並べていた。

トック用の餅を売っていたので、あとで財布を持って買いに来ようと考えた。
こんな寒い日に、少しでも売り上げ貢献。

財布を持って出直し、餅を買いに行くと遊歩道の後ろの植木のあたりにビニールをかけてあるところに、野菜もあるのだけれど、買わないかという。
出しておくと、凍ってしまうからしまってあるそうだ。
だから、野菜も凍ってしまうこんな日に、あなたの体は大丈夫なんでしょうか。
きっといろんな人からそんな風に声をかけられるのだろう。
私が何も言わないそばから、息子や娘にはこんな寒い日に出るなと言われるんだけど、家にいてもしょうがないしね。

と、独り言のようにつぶやいている。

5種類ぐらいの野菜を呼び上げ、買わない?というので、じゃ、キャベツ一つ。

ビニールの下から出してくれたキャベツは、一瞬、ちょっとびっくりするほど表面が黒ずんでいて凍る直前という感じで、最近安くなっているマートで買うキャベツよりちょっと割高かなと思ったのも事実だけれど。
いいよいいよ。買う。

そんなふうに、思いもよらず買ってしまったキャベツ。
実は家に、この前済州島からオンラインで注文した紫キャベツが丸ごと一つ、残っている。

買いすぎてしまったキャベツをどうするか。
揚げ春巻きを作ろうと思い立った。

それで家にある材料でね。
キャベツは、表面の葉っぱを取ったら中身は新鮮で瑞々しい葉っぱがぎっしり詰まっていて、とても良いキャベツだった。
何も買い足さずに出来た出来たと喜んでいたのだけれど、どうやら春巻きの皮をワタシ、勘違いしていたようで。

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ライスペーパー。
試しに数個だけエアフライヤーで揚げてみたら、見た目も味も、ビミョー。
あれ。違うな、これ。
生春巻き用とは違うのか。

それで、たくさん作ってしまった「具」をいったん、冷蔵庫に保存し、急いで「春巻きの皮」を注文した。

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そうそう。これこれ。

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できたできた。
今回の具は、中華風でこのレシピを参考にした。

揚げた後に冷凍し、食べる時にエアフライアーで揚げるだけでOKらしい。
が、揚げ春巻きはやっぱりエアフライアーより油で揚げたほうが色がきれいだね。

Gが会食で一人ご飯の夜に。

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