来年の楽しみ

先週、アメリカに住む次男と電話で話す機会があった。
数か月後に23歳になる彼は来年、日本への「転勤」が決まっている。

定期的に勤務地が変わる職業なのだけれど、次に希望する勤務地の候補数か所のうちの一つに、日本を含めたそうだ。
日本語ができるし、実際に住んだ経験はないとはいえ、日本の文化や慣習などはわかっている彼は、大学でも日本語のクラスを受けたりして、漢字もそれなりに読んで書けるようになったようだ。
アジアにほとんど興味のなさそうな長男に比べて、次男は日本に興味があり、日本の和菓子(特にどら焼き苦い緑茶と一緒に食べるのが美味いそうだ。)が好きでもある。

彼が大学に入るちょっと前からワタシとはずっと離れて暮らしていたので、私はこの先もこんな感じの距離感が続くのだろうと漠然と考えていた。
来年は日本に行こうと思ってるんだという話を聞いた時、思いがけず一気にグーンと近くなると同時に、彼の今後のためには、どんな選択が一番良いのかという事を考えずにはいられない。
当然、息子本人が最終的に決めることではあるけれど、母親としては、近くて嬉しい万歳、というほど単純でいるわけにはいかないのだ。

日本よりも、アメリカの国内か、またはそれ以外の国でさらにキャリアを積むのが良いのか、生まれて初めての日本での生活を選択するのか。

私の考えも伝えつつ、色んな話をしている間に彼は言う。

日本を候補の一つとして入れたのは、日本の食べ物がおいしいということと、オンマの近くに住めるという事があるんだよね。日本にいればオンマともたまに会って一緒に遊べるしね。

そんなことを考えていたのか。
もちろんそれが理由のすべてではないだろうが、そんなことを思っていたという事が意外でもあり、嬉しい。
嬉しいが、ワタシとしては正直、アメリカでキャリアアップしたほうが良いのではないかと考えていた。
特に今の状況では、日本は近いと言えども飛行機自体がなく、「気軽に行けない」と言う点ではアメリカも日本も同じなのだ。




まぁ、彼の気持ちは私に話す前からすでに決まっていたわけで、来年から、彼は日本に転勤することになった。
車を売ったり、今住んでいる家を引き払ったり、引っ越し荷物など、バタバタと忙しい毎日を送っているようだ。
今持っているラップトップがもう数年も使っている古い形式のものなので、近いうちに買い替えたいと思っているということ、がしかし、日本の「礼金敷金」と言う、来年早々必要になるであろう、彼にとっては耳慣れない出費も考えて、ラップトップを買うタイミングを計りかねているという。

話しているうちに、私は提案した。
ちょうどクリスマスだし、ラップトップは私からプレゼントすると。
タイミングなどと言っている場合ではない、早く買えと。
ラップトップやスマホは、若い人にとっては必須ではないか。
彼は数か月前にデスクトップを買い替えたばかりだからラップトップは今すぐ必要とも思えないし、オンマに買ってもらうわけにはいかないと頑なに「固辞」された。気持ちだけ受け取る。ありがとう、と。

そして彼は言う。

こんなことを言うと、カッコつけているみたいだからあまり言いたくないけど、ぶっちゃけ、オンマからギフトをもらうとしたら、来年、日本で暮らすことになった時にオンマと一緒に、日本のオジサンたちが行きそうな、居酒屋や焼き鳥屋を探して一緒に飲みたい、と。
想像すると、めちゃくちゃ楽しそうだと。
それがオンマからの一番嬉しいギフトだと考えていると。

母親としては、とろける程嬉しい。
私が日ごろから回りにも公言するほど、彼はワタクシの永遠のベイビー。
マザコンでも良い。キモチワルイと言われても良い。これからも仲良くするもんねー。

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週末に散歩に出かけたヘウンデ海岸。

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