今後の関係

先日、アメリカの息子の家に滞在していた時のこと。
息子夫婦のアパートに泊っていたのだけれど、朝はこの夫婦、起きてくるのが遅い。
ちなみに、彼らのアパートの空いている部屋にはちょうど使っていないベッドがあり、ベッドシーツやブランケットを私のために新品の物を揃えてくれていた。

私はその快適な部屋とベッドで寝起きし、勝手に自分の起きたい時間に起きて、コーヒーを淹れ、冷蔵庫からフルーツを出して食べ、一人でケータイでニュースなどを見ながら静かに朝の時間を過ごした。

ちなみに、息子は私が滞在中、仕事は休暇中で、お嫁ちゃんもコロナで仕事が少なくなっていたので仕事なし。

息子夫婦は11時ごろに起きてきて、めいめいにコーヒーを淹れ、「今日は何しようか―」と一日が始まる。
そんな、お気楽極まりない快適な日々。

そんな数日を過ごしたころ、息子が言う。

「そういえば、普通、시어머니(お姑=私)には、嫁はもうちょっと気を使わないといけないんじゃなかったっけ?朝も、考えてみたら、もっと早く起きて朝ごはん用意しておくとか、そういうこと、しないといけないんだよね?」

え?

そう言われてみれば、そうなのか?

が、ワタシにそんなことされても、困る。
そういう、気持ち悪いこと言うの、やめてくれる?

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うちはそういう家族じゃなかったじゃん、何を今さら。

息子がワタシを気遣って言ってくれたことはわかるのでありがたいが、そういう間柄は私が望むものではない。

もちろん、滞在中にお嫁ちゃんがそれはそれはおいしいエンチラーダの夕食を作ってくれたこともあったし、ワタシもキッチンに立ってハンバーグステーキやらを作ったこともあった。
そんなふうに、気楽に作って一緒に食べた時間は最高に幸せな時間だった。




ところで、お嫁ちゃんは親しい友人(韓国系)に結婚することを伝えると、その友達が教えてくれたのだそうだ。

お姑になる人に、「어머님」(お義母さま)と韓国語で呼んだら感動して、嫁として一発で気に入られるはずだと。
韓国語の発音まで練習したのだという。
そしてそれをうちの息子に伝えたそうだ。「どう思う?」と。
そうやって呼んで、ワタシを感動させたいと。

息子は「やめた方がいいと思う。うちのオンマはその呼び名、嫌がると思う。」と。

お嫁ちゃんはせっかくの妙案を否定されてちょっとがっかりしたらしいが、さすが息子。母親を分かってる。
じゃあ、何と呼ぶかという話になり、面倒くさいから息子と同じ「オンマ」でいいよ。
そもそも、うちは(私は)韓国人であって韓国人ではないし。
韓国人の家族のことを知ろうとしてくれるのはとってもありがたく感謝するが、ネットや周りの韓国人家庭の「常識」はほとんど私には当てはまらないよ。
と、伝えた。

お嫁ちゃんは「韓国系の家族だと思っていたのに。」「あれ?なんか違う」と、今頃になって気が付いているかもしれない。

息子の幼馴染の友人たちのほとんどは、ワタシを「オンマ」と呼ぶ。
(ちなみに、呼び名や家族の上下の関係性にこだわる韓国人の友人たちからは「ガイジンの子たちがあんたのことを「オンマ」と呼ぶのは他人から見たらとてもおかしいからやめさせろと何度か、「助言」された。笑)

えーっと、義理の娘となり、それは家族となるわけだから友人たちとお嫁ちゃんが同じ呼び方で私を呼ぶのはダメなのか?
でも実の息子だってオンマと呼んでるし。
あーめんどうくさい。オンマでいいよ。それが一番、しっくりくる。




滞在中、外出先では息子夫婦の知り合いに会う機会が多く、皆、ワタシを歓迎してくれた。
お嫁ちゃんは私のことを「Mother in law」と紹介してくれる。
「義理の母」。

ワオー。私がMother in law。
何というか、くすぐったいような、「ヘタな言動はできないな。」(=酔っぱらってでかい声でしゃべりまくるとか)と背筋が伸びるような。
私がMother in lawと呼ばれる日が来るとは。

こうやって、私たちだけの特別な間柄を少しずつ、作っていくのが良いと思う。

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息子夫婦が夕食を作っている。

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