インチョンにて。リムジンバスに乗れない

この記事は7月2日から10日までの旅の記録です。政府や航空会社の感染症への対応などは現在と異なる場合もあり得ることをご理解ください

インチョン空港に到着すると、海外からの到着組の専用入国ゲートにつながるゲートに降り立った。
長い通路の先にまずは、体温測定の列に並ぶ。
非接触型の体温計で体温を測定して紙をもらい、さらに蛇のようにくねくねと人が並ぶ、長蛇の列の最後尾に並ぶ。
先頭の様子を伺うと、ここは対面で担当者と椅子に座って、何かの問診のようだ。

20200710_171928.jpg

並んでいる間にアプリをダウンロードするよう案内される。
そこにいるほとんどの人が一斉にアプリをダウンロードしているからか、ネットがなかなかつながらない。
携帯のデータ通信でも、空港のWifiを使っても、ダウンロードと個人情報入力の途中でエラーになり、切れてしまう。
まだまだ列は長いので、気長に試してみるが、回りには「ダウンロードできない」となかばパニック気味に係りの人を呼びつける人あり、携帯の操作に慣れていない人が次々と係りの人に携帯を差し出している。

ちなみに係の人とは、軍隊から駆り出されている若い男性たち。陸軍と書かれた制服の上に、ゴミ袋を改良したものを時折着替えながら。
列の先頭で、次々に手続きを進めている窓口の人たちはフェイスシールド+改良ゴミ袋でがんばってらした。
やっとのことで先頭にたどり着き、アプリの確認と簡単な追加説明を受けて、次の列に並ぶ。
ここでもまた、別の書類に記入。
とにかく紙が多い。
どの書類も、名前に住所、連絡先。
書類によっては座席番号や、自覚症状の有無など。

入国手続きが済んで荷物を探し、最後のドアを抜けると、そこにも全身防護服の人たちが待ち構えている。

20200710_174332.jpg

「どこへ向かいますかー?」「移動手段は何ですかー?」

目的地ごとに看板のようなものが立てられ、それぞれに案内される。
私は釜山までのKTXに乗る必要があったので、案内に従って進んだ。
そこにはすでに、大きな荷物がくねくねと並べられていた。

20200710_175231.jpg

そこはKTXに乗り換えるためのクァンミョン駅までのリムジンバス乗り場だったのだけれど、バスは30分に一台ずつぐらい来るという事だった。
1台のバスがやっとついたと思ったら、ざっと見て70-80人はいるだろうと思える人のうち、10人だけが乗り込めるようになっていた。

クァンミョン駅から釜山までは列車に寄るが最低でも2時間半。3時間以上かかることもある。
逆算してみると、釜山に着くのは運が良ければ午前12時。
最終で釜山に着くのは1時半ごろの列車。ということは、10時半の釜山発を乗る必要があるが、荷物の列と、そこにいる人の人数を見る限り、それに乗れるかどうかは微妙だった。

クァンミョン駅までリムジンバスを待つ代わりに、タクシーには乗れるのだろうか。
海外からの帰国者だからタクシーに乗るのはだめなのだろうか。

頭を巡らせていると、ちょうど私のすぐ前に立っていた、防護服に身を包んだ係員の方が叫んだ。

「クァンミョン駅までタクシーで行く方いますかー?」

「はい!はい!乗ります!」

目の前で手をあげた私に、彼は、荷物を持ってここに並べという。
15人ぐらいの人たちが集まった。

防護服の人の「ついてきてくださいー」の指示に従って、専用タクシー乗り場に向かう。

にほんブログ村 海外生活ブログ 海外二人暮らしへ
応援クリックお願いします

にほんブログ村 海外生活ブログ 釜山情報へ
ブログランキング参加中



この記事へのコメント