またまた中国の事。(2)

最終的に参加を決めたメンバーの中で、アメリカ人ではないのは、私と、もう一人のママ。
彼女は中国人。
つまり、中国の観光ビザが必要な人の中でアメリカ人ではないのは私一人。

え。私だけアメリカ人じゃないの。
何か不安だなぁ。やだなぁ。
私のだけビザおりなかったらどーする?

とつぶやく私に、皆はゲラゲラと笑う。

そんな訳ないじゃないかー。

今回知ったのだけれど、中国の観光ビザは人種によって金額が違うのですよ。
アメリカ人の場合は130ドル。韓国人の場合は30ドルなのです。
何なのだ、この差は。

好き嫌いがはっきりしている、とかそう言う事?笑
あんたはいいわね、と参加メンバーにうらやましがられたのは言うまでもない。
皆、パスポートとビザ申請用紙に費用をLAにある中国領事館にDHLで送ると言う中、私は余裕シャクシャクだったのだ。
2月末にリーさんが韓国へ出張に行く用事があったので、韓国にある中国大使館で申請すると言うのが私たちの当初の予定だった。
わざわざアメリカ本土の領事館に送らなくても、一日でビザ発行してくれるもんね。
ウェブサイトで申請の手順や申請用紙を用意したけれど、念のため、リーさんが電話で問い合わせる。

するとナント!!

韓国では中国ビザの申請が出来ない事が発覚!!
なぜかと言うと、私が韓国内に住んでいないから。
それにアメリカ国籍である息子達は尚更の事、「外国人」としてみなされ、韓国内に住んでいない外国人は、韓国の中国大使館ではビザは発行してくれないそうなのだ。

そうなのぉーっ?
中国大使館なんだから、どこの国にあろうと、中国の観光ビザって発行してくれるものなんじゃないのね。

早めに、電話で確認した事に心底ホッとし、私と子供たちのパスポートも、「アメリカ組」に含んでくれるよう連絡を取る。

と、ここでもまた問題。
LAでもまた、私が直接中国領事館に申請に行く必要がある、という情報が入ったと言うのだ。
当然、参加者の中で、私だけ。
あとの人はアメリカーンだから、問題なしなのだそうだ。

中国にビザを申請しに、サイパンからLAに~?!
ちょっと!マジで言ってんの~?

あぁ、これは神様が私に発している「今回の旅行はあきらめなさい。」というメッセージかしら。
と、また揺れ動く私。

そうするとまた他のママ友。唯一の中国人の参加者。
グループで、他のパスポートと一緒に送りつけちゃえばこっちのもんよ。
生徒が一緒の、学校の修学旅行なのだから尚さら。
20人のグループの中で、あなたのビザだけ不許可にして送り返すなんて出来っこないわよ。
何たって子供達だっていくんだから。
そしてあなたは保護者の一人何だから。

ふ〜ん、そんなもんなの?

彼女曰く。
一緒に参加する子供達の、「出生証明書」を添付しろと言う。
そしたら彼女が中国語で、領事宛に手紙を書いてくれるそうだ。
私がこの島に長期にわたって居住している事、二人の息子もこの旅行に参加し、私も保護者として同行する必要があると言う事などを。

確かに。
中国人である彼女に、自信満々で言われると、そうかぁ、行けるのかぁと心強くなって来る。

数時間後。
また別の、ママ友ならぬ、息子の友人のダディ。

電話があり、中国のビザに詳しい人物と話したと言う。

出生証明書だけじゃ万端とは言えないぜ。
君のIDカードのコピー、それも添付して送った方がいいそうだよ。

IDのコピーなんて、普通なら取るに足らない簡単な作業なのですが、ここでも問題なのです。
私のID、今更新中で、手元にないんです。がーん。

更新中だと言う事を証明する書類と言えば、私のサイパンのビザ申請をした申請用紙のコピーと、申請料を支払った領収書。

こんなものを、ロスの中国領事が認めてくれるだろうか・・・。
領収書のコピーを実際に手に取ると、当の私でさえも、これってにせものじゃないかとさえ思えて来るような代物なのだ。笑

とにかく、私がここに合法的に居住していると言う事が証明出来ればいいのだ。
手っ取り早く、サイパン政府のスタンプが押された「公的書面」1枚をを作ってもらう事にし、その友人と一緒に労働移民局のロビーで待ち合わせる事にする。
これもサイパンならではなのだけれど、この彼、仕事上立場上、サイパン政府関係者に知り合いがたくさんいるそうで、「移民局長に会いに行こうぜ。30分後にロビーで。」なのだそうだ。

そして移民局へ向かう道すがら、また別のママ友から電話が入る。

リョーコ、あんたのIDカード、もう出来上がってるわよ。
移民局へ行って。○○って人が持っているから受け取りなさい。


えーっ!どーゆー事?私今、Jと待ち合わせで移民局へ向かってる途中なの。
IDカードの代わりに、局長のハンコ入りの書面をもらおうって話になって・・・。

そんなもんいらないわよ。あんたのIDカードがもう出来上がってるんだから。
実は私、移民局のお偉いさんのケータイに電話したの。
今すぐ受け取れるように頼んだら、OKしてくれたわ。

うっぎゃーん、ありがとう。
でもでも今、Jと局長と会いに行く事になってて多分、彼も今そこに向かっていると思うのよね。
だからじゃあ、彼はそこに行く必要はないのよね?
悪いけど今、彼に電話で経緯を説明してくれる?
私の英語で言うより、あなたから言ってもらった方が早いと思うから。

わかったわ、リョーコ。
私から言っておく。

ありがとー。

と電話を切り、そのまま移民局へ車を走らせる。

2分後。
待ち合わせしていたJから電話が入る。

聞いたぜリョーコ。
無駄が省けたね。
とはいえ、IDカードを実際に手にするまでは、この島ではナニがあるかわかんないんだから、油断しない方がいいな。それを手にするまでは思いっきり愛想を振りまくんだな。Good Luck..!

こうして手にした私のID。
16年も住み続けているのに、ここに合法的に住んでいる事を証明するのがこんなに難しいなんて。
ここで生きている事を証明するのさえ難しい私の人生って、コレで合ってるの?ってしょんぼりしてしまいましたよ。笑

とにかく、周りの人の協力により、無事手にしたそれをコピーし、添付した。

だいたい、観光ビザ(それも単数一回のみの観光)を発行するのに、その国に住む証明書を出せだの、アメリカ人にだけ高額の申請料を設定したり、何だか、ねぇ。

最終的には、今回の旅行に参加する生徒全員の「出生証明書」を提出するよう求められたらしい。

あとはビザが無事おりるのを待つだけ。
ここまで来たらあとは、楽しむ事だけが待っている。

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