子離れ

グァムにテニスの遠征に出かけているジェイは、一日に一回、電話をよこす。

ぐんぐんと勝ち抜き、決勝戦を待っているそうだ。
お隣の島だというのに、電話の声ははっきりと聞こえるものの、時間差もあってとっても遠いところに息子がいるように感じる。

そばにいない息子と電話で話す時、息子が「オンマ」と呼びかける声を聞いて胸がキュンとなる母親は、きっと私だけではないと思う。

二年前にシアトルに3週間の旅行に出かけた事がある。
女友達と二人の旅行だったのけれど、10日ぐらい経ったある日、シアトルからかけた電話越しに子供たちの声を聞いた時は、私はヒーンと、変な声で泣いちゃったもんね。笑

私のいない男三人の生活をそれなりに楽しんでいた息子たちが、いきなり電話口で泣き出した母親にびっくりして父親と顔を見合わせて絶句している様子が伝わってきた。

スピーカーフォンで、部屋中に私の鳴き声が響き渡っていたはずである。
リーさんの、あきれてキョトンとした顔が頭をよぎったけれど、涙は止まらなかった。

あと10日で帰れるんだから、泣くのやめなよオンマ~。

そうだよオンマ、元気だしなね~。

と慌てふためいたように、私をなぐさめる子供たち。

これではまるで、誰かに強引に子供たちと引き離されて、久しぶりに子供たちと電話でだけでも話をさせてもらったような、そんな親子じゃないですかぁ。笑

このまま子供たちとは会えないんじゃないかというような不安も押し寄せたりして、完全にメロドラマの世界に酔っていた私であった。くっくっく。

話はそれたけれど、ジェイが行っているのはさっきも言ったようにほんのお隣のグァム。
日曜日には帰ってくるのだ。

それでも自分の荷物やテニスラケットのバッグをぶらさげて、コーチと一緒に飛行機に乗っていった息子を頼もしく思う。

さらに試合にも勝ち進んでいるというではないですか。
電話をかけてくる度に、涙声で「オンマ、準決勝で負けちゃった・・・・・・・・・。」と言い、私の反応を楽しんだ後、「うっそだよ~ん。勝った勝った。今度決勝だから。」と冗談を言ったり、「これ、(友達の)Cのダディのケータイだから、電話代がかかるから切るよ~。アロンにもよろしくね~っ!」と電話料金を気遣う余裕もある。

たった5日間のテニス旅行だけれど、また一回り大きくなって帰って来ることを楽しみにしている。

この記事へのコメント

  • amanda

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    読んでいた私は自分に置き換えていて不覚にも涙ぐんでしまった。すまん、、、。たのもしいジェイを遠くからでもいつでも応援しているよと絶対伝えてね。
    2007年12月30日 13:58
  • Ryoko

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    本文中、「私の泣き声」が「私の鳴き声」になっていますねぇ。
    誤字なんだけど、まさに「鳴き声」というのがぴったりといえる、鳥のような(獣のような?笑)「鳴き声」で泣いちゃったんだよねぇ。

    いつも応援してくれてありがとね~!
    2007年12月30日 16:09