ケビン。

サマーキャンプで「ケビン」という新しい友達が出来たという。
うちで一緒に遊びたいと子供たちにせがまれた。

子供たちを迎えに行った時に、話には聞いていたケビン君と初めて会った。
背が高くて手足も長くてヒョロヒョロとした優しそうな男の子。
背がとっても高いからか、大人びて見える。とてもジェイクと同じ10歳には見えない。
うちに遊びに来る?というと嬉しそうにうなづく。
それで彼を迎えに来る、彼のママと相談しようと、彼女を待った。
間もなく来た彼女の了解も得てうちに始めて遊びに来たケビン。
当然のように、隣りの家にジョセフもやってきて、男の子が5人。
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家の中はうるさいなんてもんじゃないけど、まぁ、いい。

それじゃ、まずお昼ご飯を食べてから遊びなさいという事で、食卓に座ったケビン君。

座ったそうそう、ニコニコと言った。

「僕、箸の使い方わかんないんだよね。」

えっ。うちに遊びに来るアメリカ人の子は、当たり前のように食卓に置かれた箸を上手に使って食べたので、意外だった。
そうかー。もしかしたらこうやってアジア人の友達と仲良くするのも彼にとっては初めての経験なのかもしれない。

うちの子供たちは「箸が使えない友達」にますます興味を示し、ね、ね、教えてあげようか?などと、皆で箸を持って講義が始まった。
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ニコニコと素直に箸でおかずをつまもうとしていた彼だったが、あまりにもうまくいかないその事に笑い出し、「僕はスプーンでいい。」
うーん、なかなかカワイイ子だな。
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そして私も一緒に食卓についたのだけれど、初めて来た「ジェイクの家」に興味津々。
そうそう、初めて行く友達の家って、何もかもが新鮮に映るんだよね。

ドア越しに見える、隣りのジョセフの家を指差して、「あれがジョセフの家?」と聞く。「そうだよ。ジェイクとジョセフはお隣さんなんだよ。」と説明すると、
「ジョセフの家では毎日バーベキューパーティやってるんでしょ?」と聞かれた。

げっ。
さては子供たち同士で、うちの親は毎日集まってパーティやってるんだぜ、みたいな話をしたのだろうか。

でもジェイクは、「え?何のこと?誰がそんな事言ったの?」と心底不思議そうな顔をしたあと、言った。

「ふふふ。バーベキューパーティなら、それは多分うちの事じゃないの?うちは大体毎日、パーティだからね。ね?オンマ。うひひ。」

ぐっとつまる。

するとケビンがすごい事をポロリと言った。

「えっとね、すぐそこのアパートメント(うちの向かい側はアパートが二棟建っている)に妹のお友達が住んでるんだけど、この前、上の方に住んでる人(←これはまさしくうちか、ジョセフのうち)は毎日パーティやってるって教えてくれたんだ。」

それでなくても彼の声は何だか鳥のさえずりのような高い細い声で、早口なのでよく聞き取れなくて、「え?あのアパートの人が、上に住んでる人は毎日パーティやってるってそう言ってたの?」と聞きなおしてしまった。

すると「そう」だという。
「あの・・・、うるさいとか、迷惑だとか、そういう事は言ってなかったかしら。」

「それは知らない。」としゃらりと言われたけれど。

げげげっ。

うーん、そのアパートの人と知り合いだったのかぁ。
アパートの人たちがうちの噂をしてたとは知らなかった。
うーん、ちょっと恥ずかしい。

という訳で、ケビンは余程うちの子供たちと相性が合うらしく、明日はお泊りでまた遊びに来るという。
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確かに毎日大人同士で集まって楽しく飲んだりしてたから、たまには子供たちの時間を優先する日もないとね。
明日は何を作ってあげようかな~。(といいつつ、ついお酒のつまみにもなりそうなものを頭に思い浮かべる。笑)

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