healing

ジェイはいっとき、ウクレレを習っていた。 レッスンは、我が家から歩いて一分の場所にあって、楽しく習っていたのだけれど。 テニスのレッスンと時間が重なってしまったので泣く泣くあきらめた。 辞めてからもう一年近くなるけれど、最近になってまたウクレレを自分なりに練習し始めた。 基礎は習ったのだから、youtubeでいくらでも上達が可能なはず。 そしてみつけたのがこれ。 癒しにどうぞ。

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奇妙な朝。

まだ薄暗い朝。 家族の中で一番に起きるのは、私。 パソコンで朝のローカルニュースをチェックする。 新聞のウェブサイトを開いた途端、見慣れた青いシャツが目に飛び込んでくる。 おぉぉ。ジェイの写真が載っているゾ。週末にあった、テニスの決勝戦の写真。 そう言えば彼は昨晩、珍しく頭が痛いと言っていた。 大丈夫かなぁ。大丈夫だろう。 もう少ししたら起こさなければ。 メールをチェック。 テニスのコーチからメールが入っていた。 6月にある、代表選抜のトーナメントのメンバー発表。 おぉぉ。 アロンの名前も載ってるゾ。 ただし、alternate。 補充要員という括弧つき。 補充要員とはいえ、普通にトーナメントに参加出来る。 それにしても、補充要員か・・・。 アロンが起きて来た。 メールを見せると、「やったー!alternateになれたんだね。頑張ろーっと。」 愛しのアロン。 いつの時もポジティブ思考の彼は、「何だ補欠か。」とは思わないのである。 ジェイが起きて来た。 「あぁぁぁ。頭が割れそうに痛いぃぃぃ。」とうなりながら階段にうずくまる。 ・・・。 この前、仕事場の同僚が流行りの風邪で寝込んで復活したばかり。 「今の風邪は『頭』から始まる。(風邪の)引き始めの時は頭が痛くて死ぬかと思った。」と言っていたな。 昨日の夜から頭が痛いと言っていたのは。 そうか流行風邪だったか。 学校は休ませる事にする。 校長先生に電話を入れ、シャワーを浴びて、オフィスに到着。 ふぅぅ。 気持ちを入れ替え…

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豚の泪

人でごった返す通りに、夜店が並んでいる。 いわゆる「ゲテモノ」や、串焼きや、おみやげものや・・・。 頭上にはあちらこちらに例のオレンジ色の玉電球がぶら下がって、人々の頭上から、売り物である食べ物や品物を照らしている。 怒声にも近い、私の知らないどこかの国の言葉と、人々が行き交う中、私は足を止めて、ある一点をみつめている。 頑丈そうな台の上に横たわった、巨大な豚。 大きな大きな豚の胴体は、長く寝そべっているように見え、豚のお腹はほぼ空洞。お腹の中に何か詰め物をして、この後焼かれる。 この地方独特の料理なのかもしれない。 豚はとにかく巨大で、一人の女性が何を怒鳴りながら内臓が少しだけ残っているお腹に何かを詰め込んでいる。 詰め込む作業はまだ始まったばかりで、胴体の中にはまだまだ余裕がある。 あのお腹にいっぱい詰めるにはあとどれぐらい時間がかかるのだろう。 と考えながらよく見ると、驚いたことに豚は生きていた。 お腹が静かに呼吸のリズムを刻んでいる。 豚は新鮮でなければいけないという理由から、生きたまま、何かの方法で身動きがとれないように横たわらせておいたらしい。 それにしても、内臓がほとんどとられてお腹の中は空洞なのに生かしておくなんて事ができるのか。 私が通り越しにじーっと見つめる中、豚はおとなしく詰め物が終わるのをじっと待っている。 つまり、死を待っている。じっと。 詰め物の準備が終わったらしい。 横たわっていた巨大な豚は、どっしりと重たくなったお腹を閉じられ、詰め物を入れるために裂…

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今日の日記

昨日-火曜日は、午後5時半から7時までのクラスが一つ、続いて7時から8時までのクラスを取ってから帰宅する日。 最初のクラスが終わり、次の講義に移動する途中、バイブレートモードにしておいた電話をひょいと見ると、リーさんからの不在着信が三回も!次にテキストで Emergency!Giv me a call!!!!!! 何だろうと考える間ももどかしく、とっさに電話をかける。 不安と心配で、手が震えそうになる。 が。 私の不安に反して電話に出たリーさんの声はのんきなもの。 オオゴトではない事に、一体何事なのか聞く前にとりあえずほっと胸を撫で下ろす。 で、何なの? リーさん、今日はテニスのレッスンに行っているジェイを迎えに行く担当だったのだけれど、アロンと一緒に「さて行こう!」と、鍵を持たずに玄関をロックして出てしまったのだった。 それで私と連絡が取れた時間は、ジェイのレッスンもとっくに終わっている時間だったにも関わらず、車にも乗れず、家にも入れず、玄関先でアロンと立ち尽くしていたと言う訳。 怪我したとか車の事故とかでなかったから、私は意外にも腹は立たず。 ふぅぅ。じゃ、授業一つ、欠席するって先生に伝えてからジェイは私が迎えに行くから。 と言う訳で、全ては治まったのだけれど。 何かもうちょっと。 タクシー呼んでとりあえず迎えに行ってみるとか、頭を使えばいいのにね。 とは言わなかったけど。 理由はどうであれ、私はクラスを一つ欠席し、いつもより早めに帰宅したおかげで、何だか得したような…

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ボーリングのあとに。

リーさん、一週間に一日、ボーリングに出かけていく。 トーナメントで、メンバーは大体決まっているらしく、本人は楽しい様子。 このボーリング・トーナメント。 行くたびに何かしら、賞品を持って帰ってくる。 その賞品がなかなか笑えて、内心、「今日は何を持ち帰ってくるかな」と楽しみでもある。 例えば一番多いのは、ティッシュです。笑 トイレットペーパーの時もある。 それからこの前は、食器用洗剤。 あ、でもこういうの、たった一個じゃないですよ。 ティッシュは大箱3つセット。 トイレットペーペーは24個、かな。 洗剤も、1リットルぐらいのボトルどっしり1本。 こういう賞品、主婦としては嬉しいです。 トロフィーとかメダルなんてものより数倍嬉しい。 実用的な賞品、誰が考えるんだろうねぇ。きっとボーリングのメンバーになっている、主婦の人に違いない。 それで今日は。 カップラーメン(キムチ味)一箱。24個入り。 それからキーウィ1ケース。あの茶色い楕円形のキーウィ42個入り! あーん。ホントに嬉しい。これからもボーリングはずっと続けるように。リーさん。 試しに一人でまず食べてみた。 ・・・。甘い~。キーウィってこんなにおいしかったっけ?おいしすぎ。 それが今、冷蔵庫に40個入ってます。私がすでに二つ食べたので。笑

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本当はいやだけど。

今日、ジェイの卒業式の打ち合わせミーティングがあった。 つい先日、校長先生と学校ですれ違ったので挨拶したら、そろそろ打ち合わせする時期が来たと言われ、「あぁぁ、卒業なんて考えたくないけど、いつまでもこの学校でいいんだけど。でも卒業しなきゃいけないのですよね。」と話したところから、「悪いけどリョーコ、卒業生の父兄に連絡を取って、打ち合わせの日取りを決めてくれるかな。」と言われた。 お安い御用。 卒業生の父兄というのは、たった2家族。私たちを入れて3家族です。 6月に8年生を卒業する3人のボーイズ。 彼らはこの学校の卒業生の中でも、特別といえば特別なのだ。 何せ、今はない(この学校では廃止され、今はk5からになっている)k4という4歳児のクラスからずーーっと一緒の三人なのだ。 4歳からというと、10年一緒にいた事になる。 10年の間、転校生が入ってきたり、グァムや他の国へ移っていった子もいたりで入れ替わりはあったけれど、この三人はいつもいつもこの学校にいた。 また3人3様、性格も全く違う三羽ガラス。性格も肌の色もバラバラでバランスが取れていないようでいて、絶妙のバランスを保ってきたのだ。 この三人が一緒に卒業する。 考えただけでウルウルしてしまう私なのです。 だから今日も、冗談交じりで「ホントはこんな打ち合わせしたくないんだけど、トム(校長先生)がやれっていうからしょうがなくやるのよね。」「もう一年留年させて、このまま通わせるのはどうかしら。」などという話で笑った。 毎年、この小さな学校で、家…

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