オモシロ現象。

11月28日をもって、サイパンの移民法は連邦化されたわけだけれど、私たち在住者にとっては肩透かし。 何かが変わったというよりも、いったい何が変わるのか、そもそも何かが変わるのか、それさえもわからない、不透明な状態が続いている。 わかっていることは、明確な発表があるまではこの島から出られないということ。 CWビザというものが発表されたはずだけれど、あまりにも非現実的だという感じは否めない。 正式な発表があったにもかかわらず、誰も追随しないというのが現実で、「はっきりした発表」をしたはずなのに、「はっきりした発表を待つ。」という変な感じである。 次の発表までどの程度の期間になるのかも、どういった発表になるのかもさっぱり。 そんな不透明な状態の中、私の周りでは面白い現象が起きていますよ。 数年前にすでにサイパンに見切りをつけて韓国へ、または他の国へ移住していったはずの人々が、続々とサイパンに戻ってきています。 そのほとんどは、11月28日ー連邦化当日に、何か劇的な事が起きることを期待、または予測しての、「サイパン帰還」です。 劇的な事とはつまり、連邦化当日にサイパンに居合わせたすべての人にグリーンカードを発行、とか、ビザ申請の機会を与えるとか、つまりそういう特赦の事です。 グァムの連邦化の時には空港を閉鎖して、その当日にグァムに居合わせた観光客にまでグリーンカード一斉発行という事態もあったというから、期待する気持ちもわからないでもないけれど。 でも今回は、ビザに関する一定の発表もすでになされ…

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再入国許可。ここでも。

サンクスギビングの午後は、予定通りアリアの家で過ごした。 話ははずみ、料理もおいしく、楽しいひと時だった。 こうやって友人家族と集まって話す話題の中で、最近になって頻繁に登場するトピック。 それはやっぱり連邦化の話。 今日集まった友人のうち、連邦化によって変化するステイタスで右往左往しているのは私とリーさんのみ。 それでもL夫婦は、私たち外国人の立場をそれはそれはよく理解していて、話が通じていると実感できる。 友人の中でも、あまり事情を把握していなくて、私たちの連邦化の話をよくわかっていないアメリカ人はたくさんいる。 彼らにとっては、所詮他人事にしか過ぎず、当然といえば当然の事なのだけれど。 それはやっぱり外国人として生活した事のない人にはわかりえない事柄でもあるからだ。 そういう面で、私の今までの人生、100%「外国人生活」ですよ。 日本では「特別永住者」というステイタスでもって、日本人とほぼ変わらない生活を送って入るけれど参政権はないし、「再入国許可」「入国管理局」「外人登録」なんていう単語は聞きなれた、私の人生とは切っても切れないものでもある。 ここのところの連邦化で、サイパンで正式に発表されたCWビザなるものに関する書類の日本語版に、「再入国許可」という言葉をみつけた時には、何だか懐かしさみたいな驚きがあった。 11月28日以降、サイパンを一旦出た場合は、「再入国許可」を取ってまたサイパンに入国しなければならないという。 日本に帰るときにも、これは4年に一度更新するだけだけれ…

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テニストーナメント-アロン-

4連休中、ぶっ通しであったテニストーナメント。 りーさんはたまたま仕事で休みもとれず、私は子供たちの試合につきあってあっという間に連休が終わってしまった。 疲れたということはなく、子供たちの一試合一試合を楽しみ、合間にはヨガにも通い、充実した連休だった。 そして4連休の最後には、ビッグサプライズ。 とっても嬉しいギフトが待っていた。 それは何かというと。 今回のトーナメントで、最初の一試合はその後は負けて、結果は振るわなかった(←いつも通り。周囲の予想通り。笑)アロンに、Sportsmanship Awardという特別賞が待っていたのですね。嬉。 次々と優勝者と2位の選手が舞台に呼ばれる中、ちょっとしょんぼり、悔しそうにしていたアロン。 何も言わなくても、私にはわかるのだ、アロンの心のうちが。 あーん、可愛そうなアロン。誰よりも頑張ったのに。 受賞者全員の名前が次々と呼ばれ、受賞式が終わった。 舞台上には3つの大きなトロフィーが残っていた。 司会者の声がバンケット会場に響く。 さて。ここにあと3つ、トロフィーが残っています。 これは、今回のトーナメントで特に目立ってスポーツマンシップを発揮した選手への特別賞のトロフィーです。 選手全員が素晴らしいスポーツマンシップを発揮したけれど、その中でも際立っていた選手へ送ります。まず最初のスポーツマンシップアワードの受賞者は! そうです。 アロンなんです。 きゃーっ! 嬉しい。嬉しさをかみ殺したようなアロンの顔、私は忘れない。 …

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連休の始まりには。

サンクスギビングといえば、ターキー。 家族でこの祭日を祝うといえば聞こえはいいけれど、現実にはただただ食べ、飲み、ぐうたら過ごす連休、といっても過言ではないよね。 私たちのサンクスギビングの朝は、早朝5時に始まった。 Lower Baseからタポチョ山を駆け上がるレースに参加するため。 前日の夜中に仕事で空港へ人を迎えに出なければいけなかったリーさんは、サンクスギビングの今日も仕事があるとかで、レース参加はあきらめる。 5時40分にスタート地点に到着し、参加者登録を済ませる。 6時にスタートしたレースは、キャピタルヒルをとにかく道に沿ってタポチョ山の頂上まで走るというレース。 「子供もたくさん参加してるし、歩いて登る人もたっくさんいるのよ。楽しいわよ。」という、回りの人の言葉が嘘だったとは言わないけれど、レースが始まった途端、ちょっと後悔しましたね。 だって。 始まった途端、ただひたすら、上り坂なんだもん。わかってはいたけれど。 私が「あーもうだめ。」と歩き始めたとき、回りには歩いてる人は皆無。爆 次々と先を越され、レースの途中にはアロンが「足に水ぶくれが出来た。」。 そして一緒に歩いていると、今度は「オンマ、アロン鼻血。」笑 よく鼻血が出るアロンだけれど、まさかレースの途中に鼻血が出るとは思わなかったよ。 いいよいいよ。のんびり行こう。 霧の向こうにはマニャガハ島も見えて気持ちいい。 鼻血が止まるまで山の途中で座って休憩。 低気圧の影響で山の上の方は霧がかかってて肌寒かった…

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Happpy Thanksgiving!!

友人家族が自宅で主催するサンクスギビングディナーに招待してくれた。 あれからもう1年経ったのか。去年のサンクスギビングも楽しかったなぁ。 サンクスギビングというものに思い入れもなく、こういったお呼びがかからない限り、特別な事は何も考えていない私たち家族は、こういったお呼ばれはただ嬉しくありがたい。 回りのアメリカ人家族を見ていると、サンクスギビングは、大勢を招いて盛大にパーティと言うよりは、家族と親しい数人を招くのが一般的のように見える。 今年、声をかけてくれたのは、子供同士が親友でもあり、ママ友でもヨガ友達でもあるL。 リーさんと、Lのだんな様も同年代。 リーさんはよく、遅く結婚して遅く子供を持ったと言われるけれど、この学校の父兄には、もっと「遅く子供を持った人」がたくさんいる。 Lのダンナサマもその一人。 子供同士と言うのは、ジェイと、彼女の娘、アリア。 年が1歳違うので、今年から彼女は高校生。 同じ学校に通っていた去年は、それはそれは仲良しの二人だったけれど、アリアが高校に上がったら疎遠になるのだろうと思っていたら、学校が変わってもお互い、電話やメールで頻繁に連絡を取り合っていて、今でも「ベストフレンド」。 午後1時には集まろうという。3時ごろから食べ始めるのだという。 「あのヘビーな料理を存分に楽しむには、そのぐらいがちょうどいい」そうだ。 今年は、私たち家族の他にあと2家族が集まる事になっているそうだ。 そのうちの一人は、お世話になってから今年でちょうど10年目になる、子供達…

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狂気

数日前の、銃撃事件の犯人を「知っている」という人が、私の回りに数人いた。 知っているというのは、「それが誰なのか知っている。」というだけではなく、射撃場の従業員だったという犯人の、以前の仕事先や人柄を、という意味で。 朝鮮族。つまり韓国系中国人である。 大柄の、いつもうつむいているような、暗い目をした人物だったという人もいれば、「いいやつだった。」という人もいる。 サイパンでの居住年数は10年を越えているだろうという事だった。 事件のある程度の詳細は新聞で確認した。 犯人に仲間がいたという情報は間違いで、単独でライフル銃を持って犯行に及んだらしい。 韓国のメディアには、事業の失敗がその理由だったと出ていたけれど、個人的に彼を知っているという、知り合いによると、給料未払いや、先週あたりに騒がれていたアンブレラパーミットも何かの問題で受け取ることができず、中国にいる妻子も連絡が途絶えてどこにいるかわからない状態で、そういったもろもろの事が重なって自暴自虐になったのではないだろうか。ということだった。 民家で銃撃にあった4人のうちの二人は10歳未満の子供。 観光途中に銃撃にあった被害者の中にも子供が含まれている。 子供に銃を向ける。 想像したくもない恐ろしさである。 人を殺し、自分も死ぬつもりで銃を手に取った男。 自暴自虐になって、精神的なある一線を越えてしまった人間は、人というよりも「狂気」という化け物と化していると思う。 「死ぬなら、何の罪もない他人を、ましてや子供を巻き添えにしな…

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