Sweet Gift
マンゴーの季節。
4月の終わり頃から、マンゴーの木に青々としたマンゴーの実が成るのを見ると、食べなくても幸せな気分になる。
あーもうすぐオレンジ色に変って熟れる頃だなぁ、ってね。
今年は何かとマンゴーを頂いたり、たまたま立ち寄った先でマンゴーを拾って来たりと、思いっきりこの季節を楽しめそうだ。
去年は不思議な事に、マンゴーの季節はいつの間にか過ぎてしまっていた。
一度も食べなかった気がする。
だから二年ぶり、久しぶりに食べるマンゴー、おいしいね!
気のせいか、今年はマンゴーの豊作のような気がする。
ただこのマンゴー、熟れるとボトリボトリと落ちて来たのを拾うのだけれど、高い木から落下する実。
落ちたそばから割れ目が出来る。
それでもすぐ拾って洗えばいいのだけれど、拾わないと虫やねずみに食われる。
そして食われてしまったものをそのまま放置しておくと辺りは甘酸っぱい匂いがキョーレツに漂う。
甘酸っぱいマンゴーのいい香り、というのとはちょっと違う。
サイパンの強い日差しの下で数日、放置されるのだから腐って来てあまりいい匂いではない。
そして小さなショウジョウバエのような虫がわく。
以前にマンゴーの木がある家に住んだ事もあるけれど、その木はあまり良い木じゃなかったようで、甘い実が成った事はなかった。
確か、マンゴーの木は数年に一度、実がたわわに成ると、そのとき聞いた気がする。
マンゴーの木が家の庭に成っている知り合いは、マンゴーを「もぐ」道具を買ったそうだ。
長い棒の先がはさみのようになってい…