義父の死

7月8日。 韓国のお義父さんが亡くなった。79歳。 野菜中心の食事に、タバコは一切吸わず、お酒は少しだけ。 健康にはとっても気をつけていた。 生涯を通して、敬虔なクリスチャン。 お義父さんが毎週日曜日に礼拝に通っていた、韓国の大きな教会でお義父さんの事を知らない人はいなかった。 教会の長老で、それでいていつも涼しげな笑みを絶やさず腰の低い、そんなおじいちゃんだった。 そんなお義父さんだったけれど、病気になってからは体の痛みが激しくなるばかりで腹水が溜まり、血を吐いて倒れた事もあった。 1年近く、病院を出たり入ったりという状態が続いて、数日前に息をひきとった。 1週間前には、泣きながらリーさんを目で探したり、息も絶え絶えの声で「(サイパンの)息子はなぜ来ないのか。」とつぶやいたりしていたという。 それでリーさんが韓国のお義父さんのもとへ駆けつけたのが1週間前。 息を引き取るときにリーさんが傍にいてあげられたのはよかった。 私の大好きだったお義父さんだったので、これでお別れだと思うと悲しい。 最後に会ったのは1ヶ月前。 お義父さんの容態が悪いと聞いて、急遽家族で韓国へ飛んだ時だった。 ベッドに弱々しく横たわっているお義父さんを見て、涙が止まらなくて言いたい事も言えなかった。 本当は、お義父さんと一緒に植えたハイビスカスが、今でも大輪の花を咲かせ続けているという事、お義父さんがサイパンに滞在していた頃に育てていた野菜がどんなにおいしかったか。私たちは今でも、お義父さんが育ててくれる野菜をまた…

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ある日の午後。 せっかくアロンのお友達が遊びに来たのに、2時きっかりにヒューンと電気が切れた。 ここのところの「サイパン名物」の停電である。 立派に島の子供として育っている(笑)、アロンと友達のダニエルは驚きもしない。 あ。停電。 その一言をそれぞれがつぶやいたあと、どちらからともなく、当然のように外に出て、こんなふうに何事もなかったようにそれぞれのゲームを続ける。口笛など吹きながら。 青い海をバックに。 気持ちいい風に、椰子の葉がしなっていて、そこは確かに家の中にいるより確実に気持ちよさそうだ。 こんな午後も、いいね。

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パレードよりも。

アメリカで言う独立記念日の今日、サイパンでも大きなパレードがあったけれど、私にとってはパレード見物よりも、サッカーのU14代表でグァムへ出発するジェイの荷物の確認の方が大事。 2年前、U10でもグァムでの試合は経験済みだけれど、今年は8日間に渡るサッカー漬けの毎日になる。 この晴れ舞台に向けて、ここのところ連日練習に明け暮れた。 U-14というのは、言うまでもなく14歳以下のチームなので、大体14歳の子供が中心となってチームが作られるらしいのだけれど、今年のサイパンチームはなかなかメンバーが揃わなかったらしく、12歳であるジェイ、そして10歳のサッカー少年も数人混ざっている、「小粒チーム」なのだ。笑 グァムには、サイパン、中国、日本、韓国、北朝鮮、マカオ、そして地元グァムのチームが集まって対戦するらしい。 サイパンからは子供の応援に、数家族同行するという。 他国のチームは当然、14歳の子供が中心の、ジェイが見上げるような体の大きさの男の子たちとボールを奪い合う事になるらしい。 怪我をしないように祈り、「でも1点、入れておいでね。」も忘れなかった。笑 やっと送り出し、一息ついた。一丁あがり。という気分。 先週はリーさんが、お義父さんの容態が悪化して急遽韓国へ行ったばかり。 そして今日、ジェイを送り出し、私とアロンだけが残った。 来週には予定通り、日本へ出発する事になっている。 こんなにちっちゃくて大丈夫だろうかというほど、ちっちゃいジェイ。 サッカー協会から支給されたロゴ入…

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税金を巡って。

Social Security Numberがあって、尚かつ昨年の税金を申告した人に、アメリカ政府から支給されるというお金が、今年はあった。 景気を活性化させる目的があるらしいけれど、そんな事もあり、最近はタックスという言葉があちらこちらで飛び交う。 景気最悪の今のサイパンで、たとえ数百ドルで、(多分)あっという間に消えて行くお金と言えども、これは嬉しい。 私の回りでも、すでに受け取った人もいれば、書類の不備という理由で、修正を促す手紙が何度も舞い込んで来てその度に修正しに行く人もいる。 私は後者。 去年の分の税金は、すでにしっかりと申告して「受領」のスタンプを押してもらったのだから今になって書類の不備というのはおかしいと思うけれど、そんな事をおかしいという暇があったら、持って来いという書類を揃えて再度、スタンプを押してもらった方が早いのだ。 それに書類の不備というのは、蓋を開けてみれば不備でもなんでもない。 こちらが書き込んだ番号を、サイパンの納税庁(というのかよくわからないけれど。)の入力係の人の単なる入力ミスなのだ。 そんな事もぐだぐだ言ってもしょうがない。 これがサイパンというもの。 間違えたと言われれば、はいはい。と修正するのが一番の近道。 という訳で、私はこの際、ここ数年受け取っていない税金の還付も催促する事にした。 タックスリターンというやつである。 ここでもびっくりする事に。 2003年度にまで遡って調べてもらうと、何と3度に分けて(チェック-小切手-6枚分)がすでに私…

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