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この前、韓国へ急遽向かったのは、「母の日」の前日。 週末で、子供たちは陸上の試合があったので私は暑いフィールドのテントの下で、子供たちのリレーや短距離などを応援していた。 リーさんは、韓国へ今日出発するか明日にするか、自分だけ行くか家族も皆連れて行くか、そういう事を考えつつ、チケットの手配をオフィスでしながら、フィールドにいる私と連絡を取り合っていた訳だ。 お昼過ぎ。 午後には子供たちのリレーが残っていたけれど、午後4時の飛行機で、家族皆で韓国へ向かう事を決めた私たちは、校長先生と回りにいた友人たちに事情を説明して家へ戻る事にした。 家族ー特に両親と離れて暮らしているという共通点を持つ、私たちサイパン在住者。 数時間後に空港に着いていなければならないという私の説明を聞いて、「お義父さんの無事を祈ってるわ。」「気をしっかり持ってね。」と、涙ぐんでくれる人もいた。 でもお義父さんとのお別れを自分に言い聞かせて、覚悟していた私としては、意識があるお義父さんに会いに行くという事に、涙ぐむという感情はまだなかった。 だから切ない目を向けてくれる回りの人たちと自分の感情の温度差みたいなものにとまどいはあったのだけれど。 とにかくおおまかな説明をして、フィールドを出ようとしたら、ママ友達であるHが私を呼び止めた。 「あ、リョーコ。明日は母の日ね。一緒に祝えなくて残念だわ。」 「あぁ、そうだったわね。本当に残念。」そう答えると、彼女は言う。 「一日早いけど、ハッピーマザーズデイ!一緒に祝えないけど、あ…

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兄弟の写真。

Kちゃんが撮ってくれた、ジェイとアロンのダブルスの写真。 すばらしい写真ばかりで、パソコンの前で私は涙が出そうになってしまった。 あー、Kちゃん、こんなステキな写真を撮ってくれてありがとー! この写真の数々は、今日から我が家の宝物である。 子供たちのテニスの写真は、ヘタクそながら私が一眼レフで撮ったものが、それこそ山ほどある。 それでも、こんなふうに兄弟が同時に一つのコート上にいる写真、そしてこんなにステキな瞬間を撮れた写真というのは一枚もない。 兄弟の信頼関係。 大人になってからも、いつまでも続いてくれればいいなぁ、と思う。

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韓国へ。

一気に色んな事が押し寄せたけれど、一つずつこなし前に進むしかない。 先週末。 急遽、私たち家族は義父に会いに韓国へ飛んだ。 「事態が急変したら」即、韓国へ行けるよう、心の準備はしていたけれど、ふと考えてみると義父の意識がなくなってから会いに行ったとて、何の意味があるだろうか、という結論に至った。 それはただの、家族への建前でしかないんじゃないだろうか。 私たちが一番願う事は、義父を元気づけてあげる事。 そう結論づけた数時間後には、空港にいた。 急遽、エアチケットを手配したので、家族4人の席は取れず、中途半端な3つだけ席を確保。 結局私はその日の夜の便で出発する事にして、リーさんと子供たちの3人だけが先に出発した。 取り残される形になった私は、「お義父さんに会ったら、夜の便で私が行くという事をしっかり伝えてね。」とリーさんに頼んだ。 それまでは、どんな事があっても生きて、私と会ってほしい。と思ったからだけど、それを口に出すと涙があふれてきそうでそれ以上はリーさんにも口をつぐんでしまった。 同じ日の夜に一人で出発し、病院に着いたのは翌日。 やせ細った体をベッドに横たえたお義父さんは、私の顔を見ると、顔をくしゃくしゃにして泣き出した。 もう会う事はないだろうと思い込んでいたのに、こうやってもう一度会う事が出来て、もう何も思い残す事はない。そう言う。 お義父さんはこうして病気に冒される前は、いつも背筋を伸ばして、毅然としている人だった。 私のようなダメ嫁に、韓国の義父として不満もたくさんあったはずな…

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事の発端。

私がもう一人いたらなぁ、と心から思うぐらいにやる事がある。 一日が40時間ぐらいでもいいなぁ。ただし、この場合は2週間限定。sの間に大方の事を片付けて、また24時間に戻ってもらわないと困る。笑 そのぐらい、色んなことがあった。 「色んなこと」のまず初めのきっかけは、うちのショップで働いてくれているスタッフから早朝にかかってきた電話。 早朝に、彼女から電話がかかってくる事は今までにも何度もあった。 「今日、仕事に出られないの。」 電話をかけて来る理由はそれに決まっているのだ。 だから電話越しに彼女の声を聞いた時には、反射的に今日のスケジュールを頭の中で反芻する。 私がショップに行って働くか。そのためには私が日常、出勤している会社に休みを届け出なければならない。 会社では一従業員である私が、「うちに会社の従業員が休むから今日は出勤できません。」と正直に理由を言うわけにはいかない。 病欠。それしかないのである。 それか、臨時で働いてくれる人を頭に思い浮かべる。 午後の、子供たちの送り迎えは。 そんないろんな事が、一瞬のうちに頭の中を駆け巡る。 そんな中、彼女の声が電話越しに聞こえる。 「実は・・・。今病院にいるの。」 病院。 ・・・。どーして・・・? 「今朝、赤ちゃん産んだの。うふふ。」 ・・・・・・・・。 彼女の「うふふ。」を聞いたときには、言葉では言い表せないような複雑な感情。 そう、彼女は妊娠していたのだ。 そしてそれを隠していたのだ。 そして今日の今日まで…

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Track & Field

子供たちの陸上。 学校が終わったら、校長先生が子供たちを車に乗せて、この競技場に連れてきてくれる。 学校対抗の予選らしいのだけれど、トラックを全力で走ってきた後の子供たちは清清しいというのがぴったりの、晴れ晴れした顔。 勝ち負けにはあまりこだわっていないようで、こだわっているとしても学校全体の順位ぐらいかな。 僕は負けたけど、1位から3位まではうちの学校(の生徒が)が占めたからOK、というような。 何にしても、子供たちが全力でスポーツに取り組んでいる表情や様子はいつ見ても楽しく、こちらも全力で応援したくなってくるのだ。 上の三枚は、友人-ジスのアッパが撮ってくれた写真。

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