ある日の朝。

引っ越し後、日々はなかなか順調に進んでいる。 例えば、朝。 私の毎朝の日課。 まだ真っ暗なうちに起きてハイアットへ朝のシャワーを浴びに行く。 前はそれよりもさらに30分ほど早く起きて、ジムでエクササイズをした後にシャワーを浴びて家に戻っていたけれど、これは長くは続かなかった。(自分でも予想していた通り) エクササイズは疲れるのでやめたけど、ハイアットへ毎朝車を走らせるのは続いている。 シャワーを浴びてロッカーの外へ出ると、ちょうどその頃には朝のコーヒーとクロワッサン、新聞が届いている。 ほんの5分ぐらい、コーヒーでパンを流し込み、新聞をパラパラと流し読みして家に急ぐ。 そしてその頃には子供たちが起きだしてくるというワケ。 今朝はちょっと違った。 最近、学校の給食はほとんど食べなくなったアロン。まずいからという単純な理由らしい。 今日はのり巻きを作ろうと決めていた私は、シャワーの後、コーヒー&新聞の時間を省いて家に戻った。 大急ぎでのり巻きを6本作る。 アロン用、ジェイ用、タプティムのランチ用にそれぞれ取り分け、それから朝飲めなかったコーヒーを飲んでいると、子供たちは嬉しそうに「行ってきまーす!!」と重たそうなカバンをしょって(そう。アメリカの教科書というのはイジョーにでっかく重たいハードカバーなのです。)二人であっという間に出て行った。 数分後には私も出勤するとはいえ、いきなりシーンと静まり返った家の中で一人でコーヒーを飲める。シアワセ~。学校へ歩いて行けるという便利さとは、こーゆー事かぁ。と…

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この前のテニストーナメント。 毎年この時期に行われるこのトーナメントは「ココナッツ・クラシック・トーナメント」と呼ばれるもので、トロフィーの代わりにココナッツをペイントしたものが贈られたり、大人と子供がくじ引きでペアになり、ダブルスが行われたりするユニークなトーナメント。 上に書いたような、半分レクリエーションのような部分もあるので、遊び半分で参加する人もいるけれど、テニス少年たちにとってはそれがどんなものであろうと、試合は試合。 負けるのはいつでも悔しいのだ。 13歳以下のグループで決勝まで勝ち進んだジェイだったけれど、最期の試合では呆気なく負け、2位のココナッツをもらってきた。(実は1位のココナッツと同じもので、マジックで書いてある数字が1か、2かの違いなのだけれどね。笑) Kちゃんがそれはそれは躍動感のある素晴らしい写真を撮ってくれたので、早速編集してこんなふうに飾ってみた。 家を越したばかりで白く塗られた壁はむき出しのままだけれど、これからこんな写真がどんどん増えていくと思うと、わくわくしますねぇ。

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40回目の。

40回目の、私の誕生日だったのです。 マニャガハキャンプの数日前から慌ただしい毎日だった。 キャンプの前に家財道具を全て移しておき、キャンプが終わったら引っ越し先に帰宅、というのが私たちの立てた計画だった。 そして引っ越し作業はどうにかキャンプの前日までに終える事が出来た。 とはいってもそれは、ただ部屋に運び入れたというだけで、まだまだ整理がつかない状態だったのだけれど。 そしてキャンプから帰った翌日は私の誕生日だったのだ。 そしてその翌日には、リーさんは10日間の出張へ。 それでリーさんが、引っ越しと私の誕生日を兼ねて友人を呼んで集合!と言いだしたのは、私の誕生日の朝、出張の前日だった。 キャンプは楽しかったけれど、体は当然疲れていた訳で、キャンプから戻って予定通り新しい部屋で泥のように眠ったけれど、起きれば部屋やキッチンはまだ段ボールがそこらに残っていて最後の片付けを終えなければ。と思っていた私。 「パーティーはあとで、出張から戻ってからでいーんじゃないの?」と言ったけれど、彼なりに「妻の誕生日」にこだわりたかったらしい。多分。笑 ま、部屋が散らかっていてもちゃんと理解を示してくれる親しい友人ばかりなので私もそんな事はあまり気にしない。 それでは後片付けを後回しにしてしまおう、リーさんが出張中に捨てる物もたくさんあるし。(笑)という訳で午後から買い出しに。 肉や魚やお酒。 ちょうど切らしていたラム酒も、「大瓶」で購入。何てったって誕生日ですからね。笑 リーさんからの誕生日プレゼントだそ…

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Welcome to the tent city...!!

ジェイは3泊、私とリーさんとアロンは2泊のマニャガハキャンプを終えて来た。 はぁ、今年も楽しかった~。 もうここにもマニャガハ島でのキャンプの事は何度も書いているし、15分もあればぐるりと一周出来てしまう、海にぽっかりと浮いている無人島でやる事と言えば、たかがしれている。 食べて泳いで、飲んで寝る。 それだけの事なのだけれど、行く度に違った楽しみがある。 毎年2月に行われる、学校のビッグイベントであるこのキャンプ。 子供と大人の数を全部合わせると100人は超えている。 皆が皆、2泊3泊する訳ではない。 最初の1泊で帰る人もいれば、2日目からキャンプに参加する人もいる。 テントで一晩を過ごすなんて、シンジラレナイ!という人は日帰りで帰る。 この時期、夜はかなりの風が吹くのでテントの中はバサバサバサとテントが風に打たれる音が絶え間なく続く。 たまに降るスコール。ザザザーッ。 その合間にはザブーンという波の音。 そういう音の中、私は深~く眠れてしまうのだ。 全くこの時ほど、自分の順応力(神経の図太さとも言うかな。笑)に感謝したくなる。 マスクとフィンを抱えて、一日に三度は海とテントを往復する私に、ママ友達は呆れ顔で言う。 「海に入った後の砂を落とすことを考えると、海なんて入りたいとも思わないわぁ。あんた、今日はシャワー浴びないで寝なきゃいけないのよ。そんなに海に何度も入って、体がベタベタして気持ち悪くないのぉ?」 ぐっすり寝てすっきりしている私の横で、他のママ友はつぶやく。 「はぁぁ。風…

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引っ越し作業

段ボールに詰め込んだ荷物を車に積み、引っ越し先へ運ぶ。 そして今しがた車に積んだばかりの段ボールを引っ越し先の部屋へ下ろす。 この作業に明け暮れている。 ガレージに車を止めて、10段ほどの階段を上がって玄関というのが家の作り。 そして引っ越し先のアパートには、玄関には階段はないものの、家の中に10段ほどの螺旋階段がある。 だいたい階段が多すぎる。 降りて積んで、上がって降ろす。 この繰り返しで、今日は数年ぶりの筋肉痛。笑 さて。 今日から本格的に荷物を運ぶぞぉ。と気合いを入れた朝、まるでこの時を待っていたかのように私の車にエンジンがかからなくなった。 あまりの絶妙なタイミングに声を失いました。 そんなにこの家を離れるのが嫌だったのだろうか、彼女は。 なーんて、同情している場合じゃない。 要らない粗大ゴミと一緒に、この車もガレージに置き去りにしてしまおうか。 役立たずめ。 とにかく今は、修理工場に持って行く暇はない。 頼りにならない車は、そのままガレージに置きっぱなしにして、リーさんの車と助っ人を頼んだ男手二人とで、大きな物をどんどん運ぶ。 当初の計画を狂わせたのは、車以外にもう一つ。 転居先には先週の金曜日から電気を引いて、週末には冷蔵庫やフリーザーの中身も移すはずだったのに、電気局からは音沙汰もなく、そして運の悪い事に月曜日は祭日。 つまり、週末には荷物を運ぶだけ運んでも、電気はつかない。 エアコンも使えないし、冷蔵庫も使えない。陽が暮れれば家の中は真っ暗なのだ。 一度の約束で時…

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アロンの悩み。

アロンは、「とっても仲の良い友達」が学校にいないそうなのである。 本人曰く、仲の良い友達はいるけれど、「何か違う」そうで、「ベストフレンド」とは言えないそうだ。 去年まで同じクラスで、他の国に移って行ったマイケルこそが心から気の合うベストフレンドなのだと断言する。 「じゃ、学校で遊ぶ友達いないの?」と一抹の不安を覚えて聞くと、「だからね、いつも友達と遊ぶんだけど、何か違うの。本当には面白くないの。だから遊んでもつまらない時は一人で本を読んだり、オリガミを一人でやるの。それの方が(友達と遊ぶより)楽しい時もある。」らしい。 何だか学校では「暗い子供」なのかなぁ。 それにしては、母親の私には「友達を作れなくて暗い表情をしているアロン」というのは想像もつかない。 家でもなかなか面白い冗談を言って私たちを笑わせるのはアロンだし、「ベストフレンドと言える友達はいない。」と断言する彼の顔にも、暗さは全く感じられなく、何だか誇らしさみたいなものさえ感じたりするのだ。 それで私も言った。 10歳で、ベストフレンドがいないのは普通。ノーマルじゃない?心から大好きな友達っつーのは、そう簡単に作れるもんじゃなのよぉ。誰にでも軽々しくベストフレンドっていうより、ちょっと気が合わないけど友達は友達、ってちゃんと判断できるアロンみたいなのは、かっこいーと思うけどね。 そしたらアロンはため息をついて言う。 「オンマはアロンがかわいそうじゃないの?普通、母親は先生に相談に行くとか、ベストフレンドがいなくてかわいそーと…

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