克服すること。
とうとう、学校が始まった。
子供たちは9時にベッドに行き、6時過ぎに起きる。
私は9時から静かな時間をたっぷり過ごせるし、寝不足をちょっと我慢すれば本を読みふける事も出来るし、韓国ドラマもどんどん見ることが出来る。
が、今日は学校の初日で、私にも「宿題」があるのだ。
新学期恒例の、父兄への宿題。
今年度1年を通じて、子供に上達を望むことは何ですか?
あなたのお子さんは何が得意だと思いますか?
何が苦手だと思いますか?
今年度に、克服したい点はどんな事ですか?
どんな事を教師に求めますか?
などなど、息子の事はわかっているつもりでも、イザ、こんなふうに言われるとねぇ。
克服したいところなんて、ないと思う。
「今のまま、健康に育ってくれればいいです。」と心底思う。
が、それじゃ誠意がなさそうに思われるかなぁとか、もしかしたら傲慢に思われるかもなぁなどと、小心者の私が顔を出し、「整理整頓がうまくなればいいと思う。」ぐらい書いておく。
というのも、去年の学期末の面談をふと思い出したからだ。
アロンの担任の先生との面談では、「アロンはすべてにおいて、問題なし。あえて言うとすれば、整理整頓が苦手、って感じですかね。」と言われ、「そうですかー。」と面談を終えた。
次はジェイの先生との面談。
おかしいことに、アロンの先生と全く同じ事を言われたのだ。
「クラスの人気者。勉強も問題なし。明るく、積極的。来学期の目標として、あえていうなら、(彼専用の)ロッカーの中が散らかっている。整理整頓に気をつける…