こんなワタシに。
子供たちはハングル学校へ。
リーさんと私は、一緒にお昼を食べに出かけた。
和食というのは見た目にも美しく、色んなおかずがちょこっと盛られてくる、というのは誰もが知っている定説だと思うけれど、最近、私は何だかこういうのが「じれったく」感じることがある。
例えば、特別な旅行先で、情緒あふれる旅館の食事に旬の野菜や新鮮な刺身なんかが綺麗なお椀やお皿に少しずつ盛られて出てきたら嬉しいかもしれないけれど、普通のランチでちまちまと盛られるのは、何だか食べていても物足りない気が、しなくもない。
だからといって、巨大ピザやどうやったらこんなに大きくまとめるんだというぐらいのハンバーグステーキは、見ただけでお腹一杯。
やっぱり、4~5品の小さなおかずの皿が並んで、一人で食べるには多すぎず少なすぎずの、韓国料理が私の性に合っているなぁと思うのだ。
と、そんな事を話しながら食事をしていると、ジェイから電話が来た。
ハングル学校が終わったら、友達の家に遊びに行くと言う。
友達の車に乗せて連れて行ってくれるそうだ。
これで私は、ランチの後に行こうと思っていた子供たちのお迎えから解放される。
後で迎えに行く時間を決めて電話を切ると、リーさんがため息をつきながら言う。
「君、和食はチマチマしてて物足りないと言ったり、今の電話の声の大きさといい、もう完全にどこから見ても韓国人だね。今の電話の声、店中の人みんなに聞こえてたぜ・・・。ふぅぅ。」
「・・・・・・・・。」
昨日から読み始めた三谷幸喜の…