一人の夕食

明日は日本へ出発。 一人で過ごす最後の夜の夕食は。 自分だけのために、スパゲッティーpesto、作っちゃったもんね。 何かを買いに出かけるのも面倒で、簡単にパスタでも作るかぁと思い、冷蔵庫の取っ手に手をかけたまま一瞬止まり、願った。 「バジルの葉が入っていますように、入っていますよーに。」 冷蔵庫を開ける。 白いバッグに何やら葉っぱが。 袋のまま匂いをかいでみると。 やったー。願いが叶った。 ハウスキーパーのタプティムが、私がパスタを今日の夕食に食べたくなろうである事を知ってか知らずか、裏庭からバジルの葉を摘んでおいてくれたらしい。 フリーザーには松の実が入っている。 スパゲッティをゆでている間にミキサーにオリーブオイルをたっぷり。 洗って水切りしたバジルと松の実、にんにくを入れ、ミキサーのスイッチを入れる。 一気に砕かれた緑色のソースをフライパンに流し込む。 茹で上がったパスタと一緒に、真っ赤な鷹の爪と塩、パルメザンチーズで味をつける。 ものの10分で出来たにしては、自分で言うのも何だけど、おいしい。 デザートには、これも庭からもいで冷蔵庫で冷やしてある、完熟パパイヤ。 タプティムは、これも食べやすいように皮をむいて冷やしておいてくれたのだ。 リーさんと子供たちがいなかったここ5日間、ただの一度もご飯を炊かなかった私への「自分の食事ぐらい、家にあるものでこしらえて食べなさい。」というタプティムの無言のメッセージかもしれないなぁ。 ありがとー、タプティム。 ブログランキングに参加し…

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日本の夏

明日、一人で日本へ出発し、そこでリーさんと子供たちと落ち合う事になっている。 日本で家族が全員揃うのは何年ぶりだろう。 8年ぶりかな。 その間、私と子供たちは日本に帰った事はあったし、リーさんはリーさんで仕事の用事で日本に行ってはいたけれど、全員が一緒に行くのは久しぶりの事。 とはいえ、今回も一緒に滞在出来るのは3日ほどで、リーさんは一足先にサイパンに帰って来る。 3日間、何をして過ごそうかと色んな案は浮かぶ。 日本滞在は、もちろん家族に会いたいというのもあるけれど、子供たちに日本を体験させるというのも大きな理由。 以前はただ、日本の家族に会いに、という単純な理由しか考えなかった。いや、そんな「意味」さえもなかった。日本に行くという事に。 2ヶ月という長い夏休み、学校はもちろんの事、テニスのコーチもピアノの先生も、皆それぞれの国に帰省していて、いない。当然、レッスンは学校と同じく夏休み。 「間が持たない。」という理由が一番の理由だったような気がする。 日々、する事が何もないなら、その間に日本に、というような。 それを数年、続けているうちに気づいた。 1年に一度でも、2年に一度でも、日本を感じられる機会をずっと継続して行くというのはとっても大切な事だという事に。 ここで生まれ育っている子供たちにとって、言葉こそ私と日本語を話しているけれど、彼らにとっての日本はそれ以上にはなり得ない。 言葉がわかるので、私も「彼らが日本を理解している」と錯覚しがちだけれど、彼らは何もわかってはいない。 それでほ…

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ジンクス。

私の車は、自慢じゃないけど買ってから10年(いや、これは自慢になりますね。日本から来る友人に10年乗っていると言うと例外なくびっくりされるので。笑。でもサイパンの在住者には滅多に驚かれない。笑)になるので、ココ数年は修理費でかなりの出費がある。 こっちを直したら今度はこっちも、というふうに、あっちこっちにガタが来ているのだ。 そういう修理費も最近はバカにならないほど大きくなって来ているので、これ以上大きな出費がかさむ前に-例えばエンジンが動かなくなってしまうとかね。-車を買い替えようかという話もしたけれど、やっぱりそこまでは踏ん切りがつかないので、ちょこちょこと直しながら乗っている。 それに長く乗っているのはもちろんの事、あっちこっちガタが来ている車というのも愛着がわくもので、新しい車よりもこの車を乗り続けたいと言う気持ちの方が強い。 ほとんど私が乗っている車なので、当然の事ながら前後のバンパーは傷やヘッコミだらけ。笑 リーさんには未だに「君の運転はどーしてそんなに荒いんだ。」と言われるけれど、私自身はそんなに荒いとは思っていない。 車が来ていないなと思って進むと、いきなり車が現れてガッシャーンと衝突、とか、後ろに何もないと思ってバックすると柱にゴンッ。とか、そういう事が何度か。 「あれ?ちゃんと確認して車は来てないはずだったのに。」とか「あら?柱なんかさっきは見えなかったのに。おっかしいなぁ。」の連続で、コレは運転が荒いとは言わないと思う。 前にサイパンに遊びに来ていた弟分-KCが私の車…

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自業自得?

久しぶりの、頭痛。 家族は皆韓国に行っていて、一人の週末だったのにこの頭痛のせいで楽しみ半減だった。 薬を飲み続け、気休めにしかならないのはわかっていたけれどマッサージにも行った。 「ドコガイチバンイタイデスカ?」と聞く若い女の子に「アタマアタマアタマ」とひたすらうなった。 その後一晩寝れば治るだろうと、薬を飲み下してベッドに入ったものの、痛みはひかず深く眠れない。 当然、翌朝も頭が重い。そしてズキズキと痛む。あぁぁ、最悪・・・。 それでも薬でボーッとして痛みがちょっと和らいだ間を見計らってネールカラーにも行って来た。 そして美容院にも。 なんだ、普通の生活してるじゃないかと言われそうだけれど、どうせなら爪に色を塗ってもらう時間も、髪の毛をいじってもらう時間も、スッキリと冴えた頭でその時間そのものを楽しみたかった。 今日も、ちょっとした拍子に頭痛がまたぶり返しそうな、歩くのもそろそろと、というような感じなのだ。(この感覚、頭痛に悩まされる人ならわかると思う。) それでも、ボーッとした頭で週末に観た韓国映画「그놈목소리」。 何だか「すごい」映画だった。 韓国の映画を観てよく思う事だけれど、俳優の演技がすごい。 「迫真の演技」という言葉では物足りないくらいに、鬼気迫る、ぶっ飛ぶ演技だと思う。 韓国映画のストーリーの「激しさ」とそれに負けない俳優の、自分のすべてをさらけ出すような演技に、「度肝を抜かれる。」という感じかな。 何…

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土に還る

知り合いの日本人の女性が亡くなった。 いつも淡々としていらして、優しい、大好きな女性だった。 抗がん治療を無事終えて、「抜けた髪も、この年だけどちゃーんと生えてきてるのよ。」と笑っていらした。 沖縄からいらした彼女の事を想いながら、カトリック形式で執り行われるローザリーに参列してきた。 この島の言葉で神父様がお祈りをして、この島の言葉で賛美歌が流れる。 亡くなった方に「想い」というのはないのだろうけれど、それでも「どんな想いだろうか。」とつい考えてしまう。 この島の言葉で、この島のやり方で執り行われる全ての事に。 いつも穏やかに微笑んでいた彼女の、「ま、どこの言葉だっていいのよね。」という声が聞こえてきそうな気もした。 人も羨む美貌を備えた人も、思いっきり贅沢に使える財産や富を手にした人も、手に入れた社会的な地位によって誰からも尊敬される人も、ブスと言われる人も、貧乏人と言われる人も、社会の末端で微々たるお金のために汗水流して働く人たちも、誰もがこの世に生まれてきてやがて土に還っていく、同じ境遇を背負った人たち。 誰もが、土に還る時は手ぶらで、一人。 財産も富も地位も死ぬ時には何の価値もない。 そう思ったら、この世に生きている短い間に、私は何を一番大切にして生きていきたいのか、それがちょっとだけ見えた気がする。 自分の心に磨きをかける。 それは死ぬ瞬間まで持っていられる、そんな気がする。 それから家族、友人・・・。 じたばたしてもしょうがないな。 今日一日だけを考えて。 ブログラ…

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静かな時間の前に。

午前中に子供たちはマニャガハ島から帰ってきた。 午後には、バッグを引っ張り出して荷造り。 明日から子供たちとリーさんは、私をひとり残して一足先に韓国へ出発。 来週、私は一人で日本へ出発することになっている。 昨日一晩、子供たちがいなかっただけでも何だかぽっかりと穴があいてしまったようなかん自我したのに、来週は家に私一人。 何だか寂しいなぁ。・・・と思いきや、これが結構「極楽」だったりするんだよね。笑 前にも一度、リーさんと子供たちで韓国の釜山まで旅行に出かけたことがあった。 この時も二週間ほど、私一人で家に残ったんだけれど、その時も最高に有意義な、静かな時間を過ごした。 どこへ出かけるでもなく、DVDを幾つか借りて来て、仕事が終わって帰宅した後の時間を映画とお気に入りの本にひたすら没頭できる数日間。 たまにやってくるこういう時間は、特別なごほうびをもらったような、幸せな気分になる。 明日からそんな静かな数日がやってくる訳だけれど、これからまずは、荷造り荷造り・・・。 ブログランキングに参加しています!押してね!!

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