アップルパイ先生

タプティムの労働ビザの更新の時期がやって来た。 彼女を健康診断につれていき、無犯罪証明を取って、保険会社にお金も払い、書類に記入して更新料を添えて労働移民局に申請に行かなければならない。 毎年、こういう書類の関係はリーさんがやっていた事なのだけれど、リーさんは今いないので、私がやるしかない。 まずはタプティムを車に乗せて、クリニックに行く。 早めの時間を狙って行ったのに待合室ではすでに7~8人の患者が順番を待っている。にも関わらず、受付の女性は明らかに私用電話とわかる声で、ゲラゲラと笑いながら一向に受話器を置こうとしない。クリニックに入って2分程待って、タプティムを連れて外に出る。 他のクリニックに向かうためだ。 次に向かったクリニックはさっきの所よりは空いている。 書類を書き込み、順番を待つ。 支払いを済ませろというので、当然のようにクレジットカードを出した。 こういう役所関係や手続きにかかったお金はカードで支払って記録を証拠として残しておくのが一番安全なのだ。 ところが、カードは受け付けないと言う。 パーソナルチェックもダメ。 仮にも病院でカードやチェックを受け付けないなんて。 とにかくキャッシュしか受け付けないと言う。 ったく~。 ブツブツ言いながら、タプティムを待たせておいて銀行にまた車を走らせる。 キャッシュを降ろしてクリニックに戻ると、タプティムはもうすでに名前を呼ばれて待合室にはいなかった。 案外早いな。この分だと早く終わるかも。 支払いを済ませ、英語の出来ないタプティムが心配で…

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ハーブ効果

昨晩は気心の知れた女性ばかり集まって夕食会。 タプティムが用意してくれたタイ料理の夜。 しつこいようだけれど、彼女の料理はプロ並みで、人気のタイレストラン顔負けのおいしさ。 昨日は日本人の女性とその子供たちが集まるという事で、味もマイルドにしてくれたようで、どの料理もとってもおいしかった。 ちなみにいつも彼女の仕事が終わると迎えに来る、彼女のだんなさんも料理がとっても上手で、昨日は彼女がうちで、私たちのために料理をつくってくれている間、だんなさんは自分の家でタイ人同士のパーティのための料理を作っているとの事だった。夫婦でおいしいものをつくるのに忙しかった訳だ。だんなさんは料理が好きでうまいので、集まりがあるたびに回りの人が大量の食材を彼らの家に運び込み、後は任せたとばかりにいなくなり、そこからだんなさん一人でパーティの用意にとりかかるらしい。 料理がうまいというのも、考え物である。笑 ところで、私が最近、ミントの葉をマーケットでみつけると大量に買ってくるのを見て、タプティムが「こんな葉っぱにお金を使うなんてもったいない。」とうちの前に、買って来たミントの茎を植えたら、芽が出てきた。 ミントの葉をタイ語で何と言うのか知らないけれど、彼女に「この香り、大好きなのよね。」という話をしたら翌日、バジルとパクチー(香菜というハーブの葉)を恐る恐るという感じで持ってきて、「こういうの、好き?」と聞くから、大好き大好きーっ!とおおげさに喜んだら安心したように、昨日の料理にはそういうハーブをふんだんに使ってく…

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どっちを取るか。

子供たちは昨日、テニスの後、友達の家にそのまま遊びに行ってそこに泊まった。 おかげで昨日はそれはそれは静かな時間を過ごした。 JJを呼んで一緒に食事し、日頃あまり出歩かないJJも「あー、こうやって人と喋るの久しぶりー。」と喜んでいた。 今日はハングル学校の日なので、8時半に迎えに行くと、その友達の家で新しいボートを買ったのでクルージングに出かけるという。 子供たちはもうすでにハングル学校を休んで一緒に出かける気になっている。友達も「ダディもOKって言ってたよ、是非一緒に来てって。」という。 夏休みが明けて、先週始まったばかりのハングル学校をまた休ませるのかぁ。ちょっと葛藤があったけれど、楽しそうな子供たちを見て、つい「じゃ、あとで迎えに来るから行っといで~。」と山の上の方にある友達の家からまた引き返した。 子供たちは、私の返事はもう最初からわかっていたようで、トーゼンのように友達の家の庭に走り去っていった。 帰りの運転をしながら、「これでよかったのかなぁ。」と気になる。 友達の両親はちょうどバンザイクリフにサイクリングに出かけたとかで(朝も早いうちからアクティブだなぁ。)家にはメイドさんしかいなかったので直接会えなかったし、多分家族の週末を楽しもうとしているはずなのに、ホントに子供たちを連れて行ってもらってよかったのだろうか。それも事前に約束をしていた訳でもなく、こんなに急に。 ダディがいいと言ったとしても、奥さんは承知しているんだろうか。 こういう時に案外細かい事が気になる私。 それにハン…

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朝の手紙

コドウォンの朝の手紙と言う、韓国語で毎朝送られて来るメールがある。 このメールが入るようになったのは、韓国にいる義妹(と言うのかな。要するにリーさんの末の弟の奥さんで、私とは嫁同士になる。)が、メールを転送してくれたのがきっかけ。 ちなみにこのお嫁さんは、名字は違うけれど、私と名前が全く同じ。 韓国ではそんなにありふれた名前でもないと思うのだけれど、義弟が就職した会社に「有能でそれでいて出しゃばらない、感じのとっても良い。」社員がいて、兄貴のお嫁さん(←私の事ですね。)と名前が同じだという事で話しかける口実も出来、めでたく結婚、となったのがかれこれ10年程前。 義弟の言う通り、彼女は本当にしっかり者の、それでいて「私しっかりしています」オーラを出さない、素敵な女性だ。 確か私より2歳ぐらい年下だった思うけれど、私より数段落ち着いていて、何事も彼女に任されば間違いないと思わせる人だ。 末っ子のお嫁さんであるにも関わらず、家族の行事では「外国にいるお義姉さん(←これも私のこと。)の分まで私が頑張らなくては。」と言ったかどうかは定かではないけれど、お嫁さんたちのまとめ役になっていて、それでいて家族皆から「末っ子」と可愛がられる「嫁の鏡」みたいな人なのだ。 爪のあかを煎じて誰かに飲ませてやりたい。とお義母さんとお義父さんは思っているだろう。ここで『誰か』というのは、言うまでもなく私です。爆 それにしてもここまで出来た嫁と、その対局の「何をやらせてもダメな嫁」が同じ名前、そしてさらによりにもよってダメ嫁の方…

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すっきり。

あぁぁ、すっきり。 会社で二つの仕事をしていた私は、片方の仕事は出来ないと上司に伝え、それは受理された。 辞めるからには言いたい事はたそれなりにあったけれど、これからももう片方の仕事は続けるし(クビにならない限り。)、言ったところでどうなるものでもないというのはわかっているので、一つの仕事に専念したいというその理由で快く受け入れてもらえた。 それにしてもそれを伝えた事で、自分で思っていた以上にすっきりさっぱりした。 長い間患っていた便秘が治ったような、胸につかえていたものがスーッと降りて行った様な・・・。 辞めるって言ってホントに良かったなぁ、と思う。 なーんだ、私が言いたかった事はこれじゃないの、と自分で気づいたような感じ。 色々とやる事もあるので、会社の中でも二つの仕事を掛け持ちというのは「大変でしょう。」と皆に言われるけれど、やる人がやれば難なくこなせる仕事だろうと思う。ただ私が要領が悪いだけの事。それに接客、サービス業。これは私には全く向いてないという事を、自分なりにしっかりと自覚出来た。 理由は何であれ、とにかく一つの仕事-オフィスでもくもくと自分のペースで進める仕事-これこそ怠け者の私に、より、適した仕事なのだと思う。この前、ランチと一緒にした友達も言っていた。 継続が一番簡単なこと。新しいことにチャレンジするのが一番難しい事、なのだそうだ。 一見、継続というのは難しそうに見えるけれど、慣れた環境でやり慣れた事を続ける、というのはそう言われてみればやる気がなくてもただ惰性でつないでい…

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日曜日。

きゃーっ。 家賃の支払いを忘れていたっ! 出張中のリーさんから、15日の日に、忘れずに大家さんのオフィスに持っていくようにと渡されていたチェックを引き出しの中に入れっぱなしにしてすっかり忘れていた。 気づいたのは土曜日の午後で、オフィスは閉まっている。 うぅぅぅ。 月曜日の朝一番で持って行って、何もなかった事にするしかない。 リーさん、わかってます。何も言うな。 今日も忙しい日曜日だった。 JJを迎えに行き、港に送る。 家に戻り、子供たちと教会へ。 子供たちは、午後映画を観に行きたいと言うけれど、観れるとしたら4時の回。そうすると4時過ぎに戻ってくるJJのお迎えと時間が重なってしまう。 考えた結果、急いでランチを済ませて1時の回にギリギリで映画館に入り、4時15分に港に着くというプランに変更。 休日が重なった会社の同僚とうちで夕食を共にする事になり、サムギョプサルを焼く。 探しに探したミントの葉をジョーテンでようやくみつけたので、早速例のカクテルを作る。おいし~。 忙しい、慌しいと言いながら、何かと用事やスケジュールを入れているのはまぎれもなく私自身だ。 ま、今日も楽しく過ごせたのでそれでいいんだけれど。 休暇で日本から帰って来てから、韓国の義父母に電話するのをすっかり忘れていた。 本当に大事な事を忘れてばかりだ。 すっかり忘れていたところに、韓国の義母から電話があった。 げっ。やっば~い。 えーっと、会社の仕事も何だかすっごく忙しくて、それに加えて子供たちの学校のことや送り迎えもぜーんぶ…

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