週末。

実は3週間ほど、教会をさぼっていた。 サボっていたわけではなく、色々と用事が出来てなかなか教会に行けない日曜日が3週間続いた訳だ。 そうすると、もう行きたくなくなるのが教会というものだ。 今日は3週間ぶりに何の用事もない、問題なく教会に行ける条件が揃ったのだけれど、なかなか行く気が起きない。 りーさんに「教会、やめちゃおうか。」と悪魔のささやきを試みるが、「行こうぜ。」とあっさり私の意見は却下される。 教会の後、午後はゴルフの打ちっぱなしへ。 ここへ来るのは何年ぶりだ。 確か長男のジェイを生む前の事だからもう9年来ていないことになる。 何を隠そう、私は日本にいる頃、レッスンプロについてゴルフを習っていた事があるのだ。 子供を生んでからはなかなかゴルフをする機会はなかったけれど、今朝、リーさんが「ゴルフ、やらないのか?」というではないか。 リーさんは週末、楽しそうにゴルフに出かけていくが、誘ってもらった事もないし、誘ってもらったからといって、彼の知り合いとゴルフを楽しむつもりはさらさらない。 私の周りにもゴルフを楽しむ友達はあまりいない。 「コースに誘ってくれた事もないのに、君、ゴルフやらないのかい?と突然言われてもね。」と答え、打ちっぱなしへ練習に出かけることになったのだ。 正直言って、私は10年ぶりぐらいにゴルフクラブを握る計算になって、果たして球に当たるかな、いや、当たらないだろうな、ぐらいの気持ちだったんだけど、これが当たるんです~♪ いや~、びっくり。 子供を生んでから腰が据わったのか(…

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サイパンの魅力

ここのところ、サイパンに吹く風の気持ちいことと言ったらない。 土曜の朝恒例になったヨガのクラスを終えて11時前に家に戻ると、家中の窓という窓は全て開け放たれ、床はタプティムが綺麗に磨いてくれていた。太陽の光とちょっと冷たく感じる乾燥した風が窓から窓に通過していく感じは気持ちいいなんてもんじゃない。 前庭に続くドア越しに、隣りの家のジョーが屋根に上がっているのが見える。 屋根を伝ってタンクに貯まる生活用水-雨水が汚れてきたので、屋根を掃除するという。 今しがたまでヨガクラスに一緒にいたサニー(ジョーの奥さん)も私と同時に家に着いたようで、だんなさんに続いてはしごを伝って屋根に上がろうとしているところだ。 隣りの家とうちを遮るものは、間に生えているココナッツの木2本だけだ。 屋根に手をかけたサニーに声をかける。「オンニー、タプティムが採ってきたサンチュあるから取りにおいで~。」 サニーは屋根の上で気持ち良さそうに天をあおぎ、「あとで降りて行くわ~。」とのんびり答えた。 しばらくしてオンニはうちに遊びに来て、束の間、週末のコーヒータイムとなった。 彼女は私よりもサイパン生活が長い。このサイパンの気候、そよそよと吹く乾いた風を受けて、窓越しに凪いだ海を眺めながらコーヒー飲んでると、ホントにここをゼッタイに離れたくない、とつい思っちゃうわね。などとつぶやく。 彼女は娘さんの進学が迫っているし、色々な事情を考えてもここに永住なんて出来ないと思うのだが、それでも(だからこそ、かな。)やっぱり彼女はサイパンが…

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薔薇と唐辛子

  うちの前庭に咲いた2輪のバラの花。 義父母が植えたバラの花が、彼らが帰った今頃になって真っ赤な花をつけた。 日頃、ハイビスカスだとか、プルメリアといった花を見慣れてたので、真紅のバラの花はとっても重厚な感じがする。 サイパンでもバラの花がこんなに綺麗に花をつけるなんて、知らなかった。 うちの庭から見ると、バラの花の背景には青い海と地平線が見えて、その意外な組み合わせに見とれてしまう。 その横には、青唐辛子がバンバン育ってる。 唐辛子は、日光の強さに比例して辛さが増すと聞いた事があるが、うちで育つ唐辛子の辛さはハンパじゃない。が、ちょっと葉っぱの影で直射日光を避けて育ったものは辛さはそれ程ではなく(それでも辛いけどね。)もいできたそれに味噌をつけて食べると、土の匂いというか、太陽の匂いというか、独特の強烈な香りをはなっていて感動的なおいしさだ。私が育てた訳じゃないけれど、まぶしいほどの緑色に育った唐辛子がいとおしくさえ感じる。 それ以外にもトマトやきゅうりがどんどん実をつけていて、これは家の前庭。 家の裏にはサンチュやヨルム大根の葉っぱがすくすくと育っていてその間にはかぼちゃが土にデーンと座っている。 気にはなるけれど、私にはどうやって育てていいのか皆目分からず、とりあえずメイドさんのタプティムの「私に任せて。」という言葉を信じて任せてる。 真紅の薔薇の花の横に唐辛子、その横にトマト、そして今はまだ花をつけてないけど、義父が某ホテルの駐車場に私と一緒に行ってこっそりと切って…

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余裕

12,000ドルの、某有名ブランドの腕時計を買っていったお客さんがいた。 私より若く見える韓国人のご夫婦で、6歳の息子さんが一緒だった。 ここ何日、売り場で何度もみかけていて、たまたま時計を買うときに売り場に居合わせ、保証書や支払いの説明なんかを韓国語でお手伝いしただけなのだが、とっても感じのいいご夫婦だった。 やっぱりね、こういう事は言いたくないけど経済的に余裕のある人たちというのは、その余裕が言動にはっきりと表れるというか、余程頭の中がからっぽなお金持ちさんじゃない限り、ゆったりとした、人にやさしくなれる余裕が身につくんだよね。 そういうのがホントの「お金の力」なんだと思う。 お金があれば優しくなれる、と言っているワケではありません。 その方たちも、「あなたがいてくれなかったら時計一つ買うのに言葉が通じなくて大変な思いをしていたはず」だとか、「(私の)印象がとても魅力的だわ。通訳してくれて本当にどうもありがとう。」とかほめてくれ、さらには「お忙しいでしょう。私たちはもう大丈夫ですよ。」と私の方に気を使ってくれる程で、私はちょっと感動すらしてしまった。それは褒められた嬉しさだけではゼッタイなくて(笑)、私はこういう韓国人を見るととても嬉しくなってしまうのだ。 私は「あー、ありがとーございます」とか何とか言いながら、頭の中では「いいなー、12000ドルの時計。私も買ってみたいなー。」などと全く別のことを考え、ため息をついていたのでした。

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日本語。

休日の昼下がり。 休みは休みで我が家は何かと忙しい。 ビーチへバーベキューに、泳ぎに、公園に、映画館に、と休日までも何かと動き回ってる我が家にしては珍しく、午後の日差しがカーテンの隙間から差し込む居間で、皆が思い思いにテレビゲームをしたり(←次男)、本を読んだり(りーさん)、テニスボールを壁にぶつけてたり(←長男)、ただボーッとカウチに寝っころがってたり(←私)と、思い思いにだらだら過ごした。 次男のAがテレビゲームの画面から目を離さないまま、不意につぶやいた。 「My feet are num.」 「足がしびれた」という事ですね。 カウチで寝っころがってた私は、暇なのをいい事に「それ、日本語でなんて言うか知ってる?」と聞いてみる。 次男「し、し・・・、何だっけ?」 長男「しみる。」 次男「え?しめる?」 長男「違う。しみる。あれ?違う?」 次男「違うんじゃないの?しゃべる?しめる?しばる?」 長男「あーっ、思い出した。もうわかったー。」 私「何?」 長男「だからそれは日本語で何て言うかっていうとね、 うひひひひ。 しびる。 次男「あー、そうだそうだ、思い出した。しびる、足がしびる。」 兄弟二人でうなづき合ってる。 私はまた目を閉じて、何も聞かなかった事にする。 それからこういう事もあった。 学校から帰った次男が嬉しそうに駆け寄ってきた。 首から見慣れない毛糸の紐をぶらさげてる。 次男「これおもしろいんだよー。知ってる?にわとり。」 私「・・・・。あやとりの事です…

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我が家でランチ。

午後からの出社だったので、朝はヨガのクラスに出かけ、お昼はタイ人のメイドさんにパッタイやパパイヤサラダを作ってもらい、友人二人を呼んで一緒にランチを食べた。 今日は天気も良く、日頃働いている時間に、レストランでもなく我が家に女三人集まり、あれこれと喋りながら食べるランチはとっても楽しく、あっという間に時間が過ぎた。 うちのメイドさんが作るタイ料理はかなりのものである。 甘い味付けがあまり好きでなく、どちらかというと「激辛」が好きな私の好みもわかってくれていて、私は彼女の作るタイ料理が大好きだ。 前はよく行っていた、タイ・レストランにも最近は行かなくなってしまった。 彼女が色々と作ってくれている間、私はブルコギなどを作りながらたまたま家にいたリーさんとあれこれと話すうち、何かで話がこじれ、「ったくふざけんじゃないわよー。」とけんかになった。 するとメイドさんがパッタイのフライパンを揺すりながら「ぷっ」と吹き出す。 「今の今まで仲良く話してたじゃない。」と呆れ顔で私をみつめる。 私は「ったく、ふざけんじゃないわよ。人を何だと思ってんのよー。ね?」と彼女に同意を求め、ついでに彼女に聞いてみた。 「ね、タプティム(←これが彼女の名前)、あなたはさ、だんなさんとけんかにならない?」彼女のだんなさんは料理も上手で5歳ぐらい年下のとっても優しそうなだんなさんなのだ。 彼女いわく、「けんかにならない。」そうだ。 なぜかというと、「けんかが始まりそうになるとあの人はぶつぶつ言わず、ぷいっと家を出て行ってしま…

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