あと5時間。

今日がホンモノのハロウィンの日。 朝から会社は盛り上がっていた。 職場の人たちが皆、朝から「仮装」して一日を過ごすのだ。 白雪姫、魔女、海賊、医者、神父・・・。 それはそれは色んな人たちが。 もちろん仮装しない人もいて、そういう人はそういう人で、いつもの通り仕事を淡々とこなす。 仮装した人も、通り過ぎるたびに腰につけた鈴をチャランチャランと鳴らしながら仕事はする。 私は今年は、仮装はパス。 サウスアフリカンのキャロリンに「売春婦」になって二人で売り場を練り歩こうと強く誘われた。あんたと私でアジア系と白人の売春婦。ゼッタイ受けるわよ、と。パスした。 今年はホントに、ちょっと気分が乗らなかったな。 来年こそは。 それよりも、今頃、韓国の義父母が飛行機でサイパンに向かっている。 70歳を超えているが元気で、サイパンに来るのを去年から心待ちにしてた人たちだ。 ちょっと予定より遅れてしまったけれど、今回サイパン行きが決まって、いつになくウキウキしているそうである。韓国の家族からその話を聞いてちょっと嬉しくなった。 アボニム(義父)は、韓国の家では体のあっちこっちが痛いと言って一日中布団に横になっていたりするらしいのだが、サイパンに来ると息子顔負けに溌剌と一日中家の中を動き回り、じっとしていない。 韓国からありとあらゆる工具を持参して、棚やテーブルを日がな一日作っている。 たまに壁に「ホウキをぶらさげておくための」釘を打ち付けたりして息子(リーさん)に怒られても何のその。 うちの廊下には一段、意味不明の段…

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一足お先に。

来週の月曜日がハロウィーンの日なのですが、一足お先に学校でハロウィーンパーティーがあった。 大体一ヶ月ぐらい前からコスチュームを考えてじっくり準備するのだが、今年は直前まで日本にいたので時間が足りず、ちょっと気合の抜けたコスチュームだったけど、しょうがない。 毎度の事ながら、アメリカ人のハロウィーンにかける情熱はハンパじゃない。 毎年、よーし、来年こそは私もやってやるぞ!と思うけど、いざとなると面倒になって子供たちのコスチュームを揃えて自分の衣装までには気が回らず、当日を迎える事になる。 当日は、コスチュームに身を包んだ親子が夕方、学校に集まって、各家庭から持ち寄った料理で夕食。親と先生たちが準備した「チョコレート釣り」ゲーム、ボールを命中させてキャンディをもらうゲームに加え、これもなぜか恒例になってしまったのだけれど、毎年私が教室の一角で「フェイスペインティング」を担当する事になっている。 といっても、お姫様やアルプスの少女ハイジ、ドラキュラなどになりきっている子供たちの顔にカラフルなペイントで簡単な絵を描いてあげるだけである。これだけでも子供たちは結構喜ぶ。 私はもともと絵のセンスはゼロ以下と言ってもいい程で、子供たちの顔に描いている絵も「ただのハート」とか「流れ星」とか「やしの木」である。子供たちが喜ぶもので何か私にでも出来る事を、と3年前にフェイスペインティングを提案したら校長先生は大喜びで、以来、それは私の担当になってしまった。ハロウィーンの日が近づいてくると、校長先生は学校で私を…

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ガイコクジン

今回の日本滞在中に、東京入国管理局に用事があって行った。 サイパンで私たちは「外国人」であるけれども、日本でも同じように「外国人」である。 日本滞在中や出入国の際には「外国人登録証」というカードの常時携帯が法律で義務づけられているし、何年かに一度、カードを更新しなければいけない。 それから海外に出るためには「再入国許可」というもの予めもらっておかなければいけない。 日本を出国して再度日本に入国するための許可が必要なのである。 もう3代も日本に住んでいるのに、未だにこんな手続きをしなければいけないというのは、正直、馬鹿馬鹿しいとは思う。 私は、日本の永住権を保持しながら日本以外の国に住んでいるので、4年に一度の再入国許可の更新を忘れると、家族が住む私の故郷に帰れない、という事になるかも知れないのだ。 それで、入国管理局へ再入国許可の更新をしに行った。 パスポートに押されるそのスタンプは、実は来年の7月まで有効なのだが、今回、日本に戻って来ている以上、今、更新するしかない。更新だけのために半年以内にまた日本に帰る訳には行かないからだ。 それでほとんど1年分の有効期限を無駄にして、また現在から4年有効のスタンプを押してもらった。 この「入国管理局」というところはいつ行っても圧倒される。 大体、韓国、中国、フィリピン人といった外国人が大多数で、それぞれ居住資格を確保しようと切羽詰まっている、というより何か鬼気迫るものを感じる事もある。それでなくても難しい用語で審査官の質問に答えなければいけないし、皆、来…

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楽しく哀しく。

10日間日本に滞在し、昨日サイパンに戻ってきた。 たった10日間だったけれど、こうしてサイパンに戻って昨日までの事を思い起こしてみると、長い夢を見ていたような、不思議な気分になる。 早速今日から現実の生活に引き戻され、会社に出勤すると10日間分の仕事が溜まっていた。のだけれど、今日はまだ仕事が手につく状態ではなく、何をするのもだるくて、ちょっときつかった。 昨日までの事が頭の中にポッカリ、ポッカリ浮かんでくる。日本で父の看病をする母は今頃なにしてるかなぁとか、滞在中に私たちに振りまわれた弟夫婦と、空港に迎えに来てくれて、お台場に連れ出してくれた長年の友人、K家族はどうしてるかなぁ、楽しいディズニーシーの帰りに高速でノロノロ運転のちょっとした瞬間に前の車にぶつけて事故ってしまった親戚のS、ごめんねー(その状況は、私の不注意な一言が、運転中のSをよそ見させてしまったのです。)とか、そういう色んな事を、どんどん入ってくる仕事依頼のメールを開けもせず、日本滞在中にボロボロになってマニキュアも塗り替える事が出来なかった爪に新しく色を塗りなおしながらぼんやりと回想したのでした。 それにしても、日本にいると全てがシャキッとする気がするのはなぜだろう。 日本はサイパンに比べて「歩く」機会が断然多い。母に「すぐそこのユニクロの先をちょっと行って左に入ったらすぐ眼科が見えるよ。」と言われて、次男と眼科に向かったのだが、行けども行けども、ユニクロのどでかい看板は見えない。やっと見えたと思ったらまだはるか向こうに見える。…

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日本で。

日本滞在、4日目である。 子供たちもやっと日本のペースに少し慣れて来たかな。 昨日までは雨も続き、ちょっとそこまで買い物に出るのもハラハラしどうしだった。 何しろ彼らにとって、傘をさして雨の中を歩くことからして、ほとんど初めての経験である。 傘を手に、嬉しそうに鼻歌など歌いながら歩道を歩いていたJが「向こうに見える信号渡ろうね。」と急かす私の声を聞いた途端、ふらふらと車道に寄って行った。トラックがビュンビュンと走っている国道である。ストーップ!!と叫ぶ私を振り向き、Jは悠然と言った。「ここで立ってたら、車停まってくれるよ。」停まらない、停まらない。サイパンのように車が停まってくれて歩行者を渡らせてくれるものと信じて疑っていない彼に説明するのももどかしくて、「ココはサイパンじゃないんだからね。」と手を引っ張った。 今日は私が歯科の予約を入れていたので、子供たちに「電車に乗せてあげるため」に電車で歯科に一緒に向かった。 切符を買うのも、自動改札に切符を入れるのも、電車とホームの間のすき間にも、大喜びである。 何しろJは、日本に来る前にサイパンで「日本に行ったら電車に乗ろうね。」という私に「・・・デンシャって、何だっけ?」と答えたのである。 色の浅黒い親子、それも子供たちは幼稚園の小さな子供というのじゃない。9歳と7歳の小学生が自動改札で大喜びしてる姿は周りの人にしたらかなり笑えたんじゃないかと思う。 正直言うと、私も子供たちを連れて電車に乗るというのはちょっとドキドキだった。恥ずかしーっ。 今日…

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もうすぐ日本へ。

私にとって本当に大事な事、例えば夫婦の間で話し合われた今後の事とか、仕事上で起こった重大な出来事とか、友人の身に起こった出来事を通じて私が感じた事とか、そういう、私にとって本当に大事な事はここには書けないんだなぁという事を思った。 そういう部分はハズして日記を書き続けるという事は何だか、書きたいけど書けない、言いたいんだけど言えない、というジレンマが残る。自分のための日記であるはずなのに、こんな事まで言っていいのかな、やっぱりやめとこ、と消す事もよくあって、気をつけて書くという事がちょっと負担になったりもするけれど、でも楽しい事は書き残しておきたい。 という訳で、今週の日曜から子供たちと急遽、10日間日本へ帰省する事になった。入院している父のお見舞いのためである。 私は勤め先で休暇をもらい、子供たちの学校は、10日間「欠席」である。回りの人の中には「何て母親だ。」と驚かれ、そうやって簡単に学校を休ませると、将来、進学したり他国の学校へ編入する時に間違いなく後悔するわよ~、子供たちがまだ小さいからわかってないのね~、と嘆く人もいたが、ま、いい。 子供たちがまだ小さいからこうやって簡単に休ませる事も出来るのだ。 父のお見舞いが目的ではあるけれど、子供たちは「遊びに行くんじゃなくてお見舞い。」と繰り返しながらも、かなりエキサイトしている。 私も一日ぐらいは空けといて、サイパンではゼッタイ観れないミュージカル、演劇、本格的な舞台というものを見せてあげたくて探したら、ああいうのは6ヶ月後のチケットを買うの…

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