怖かった事

99centスーパーマーケットからミドルロードをはさんだ向かい側に病院の駐車場に入っていく道がある。 家への近道なのでいつもこの道を通るのだが、病院の敷地に入って緩やかなカーブを上がって行く所の左側に建物がある。 誰かが亡くなるとここから霊柩車が出てきたり、人だかりが出来てたりするのだが、ここはお通夜みたいな事をするところだろうか。 その日、いつものように帰宅途中、その建物からひょいっと一人のおばあちゃんが出てきた。 白髪混じりのボサボサの髪、顔は異常にどす黒い。 私の車が西日を背にしているから、おばあちゃんが出て来た時はちょうど舞台にスポットライトを浴びて舞台の袖から出てきたようにも見えた。 おばあちゃんはビルから出たところで立ち止まっておでこに手をかざしてこっちを見ている。もろに西日に向かっている形だからとてもまぶしそうだ。まぶしくて、車は見えても私が座ってる運転席は見えなかっただろうと思う。 おばあちゃんは手を挙げて、止まれと言っている。 私はスピードも出していなかったし、ヨロヨロと歩くおばあちゃんが横切ろうとしているので当然、車を一時停止させた。 おばあちゃんがいる所からかなり距離を離して。 ところが!! 車のほぼ正面まで横切ってあと半分、というところで突然「気分が変わった」というふうにくるりと方向を変えて、私に向かってヨロヨロと歩いてきた。 私は運転席でひぇっと後ずさった。離れたところから見た感じでも結構怖い、鬼気迫るものがあったけど、正面から私に向かって歩いてくるおばあちゃんは妖怪か、…

続きを読む

道で見たもの

コブラビルの道の横に古ぼけた椅子が出してあってダンボールの切れ端がちょこんと乗ってる。 車を運転してると遠くからでも結構目立つ。 近づくにつれてスピードを落とし、ダンボールを見ると・・・、「EVERYDAY GARAGE SALE」と消えかかった文字が見えた。エブリデイガレージセール、エブリデイガレージセール・・・、あれって毎日やるものでしょうか? ダンボールの文字の横には[emoji:e-141]矢印で方角が記されていて、ススキみたいな背の高い、葉っぱと葉っぱの間に入っていく道があったけど、肝心の家は見えなかった。 草むらの奥にある家で毎日ガレージセールかぁ。 上半身裸でお腹突き出したおっさんが「今日はタンスが売れたからバドワイザー」、とか「テーブル売ってスパム(またはツナ缶)1ケース」、ってにんまりしてる姿が浮かぶんですけど。笑 そういうのじゃないのかなぁ。 どんなガレージセールか、見てみたい~。[emoji:e-254]

続きを読む

未来の映画監督。

6歳の女の子、Sがうちに遊びに来た。 Sの両親とは、お互いが独身の時からの友人で、会うと楽しい話に加えておいしいお酒も飲め、私のかけがえのない、大好きな友人でもある。 当然、Sの事も生まれたときから見てきてるので、可愛い姪っ子のように思える。 うちの息子たちとも幼なじみで、どっちかというと年の近い次男のAよりヤサオトコ系の、面倒見がいい長男のJと気が合うようだ。 Sがうちに来ると、もっぱら遊びは「劇」。 「ストーリーと配役を決め、その役になりきる」ごっこ。 一番ノッてるのは、S。彼女は「私がこう言ったら、ここに来てこう言ってね。」「私が呼ぶまで部屋で待ってて私が呼んだら助けに来て。」といった具合にシナリオは全て彼女が作り、てきぱきと支持しながらヒロインの役も同時に演じる。実際、ストーリーがすべて頭の中に入っていて、見ていて感心する。 オトナになったらシナリオ作家か映画監督兼女優になればいいんじゃないかという話をした事もあるぐらいだ。 うちでは、三人とも三者三様で自分の役回りを心得ていて、何とはなしに見ていると、なかなか面白い。私はいつも次男の役に興味深々。 大体、SとJが当然のように「お姫様と王子様」「「妻と夫」「お母さんとお父さん」。 一人残った次男のAは状況によって「ねずみ」(お姫様の足を噛んで王子様にやっつけられる役)、「犬」(ひたすら吠えて、えさを投げてもらうと喜ぶ役)、「お姫様のボディガード」(お姫様について回るが、肝心なときには王子様が現れて、お姫様の味方なのになぜか王子様にやっつけ…

続きを読む

昔のこと

長男が8月から4年生にあがるので、私が小学校4年生の頃ってどんなだったかと考えてみた。 すると自分でもびっくりする程、その頃のことを覚えていた。 私の家は東京の下町にあった。 細い道を隔てて向かいは代々伝わる畳屋さん、クリーニング屋さん、その横は一枚ずつ手焼きのおせんべいをガラス瓶に入れて売ってるおせんべい屋さん、駄菓子屋、うちの隣りは私が風邪を引くと決まってピンク色のシロップの薬をくれる「江川医院」だった。 うちには私の祖父母に加えて祖父の母である曾祖母まで同居していた。それに加えて長男夫婦である私の両親、結婚前だった叔母が二人、叔父、そして飼い犬のマルチーズ(名前はピッキー)、そして私と弟。 総勢10人+1匹が一つ屋根の下で生活していたのだ。 叔父が結婚して叔母が嫁ぎ、祖父母、曾祖母、私の両親、私と弟、そしてピッキーが同居していた頃のある晩、近所でも頑固で変わり者として有名だった祖父の部屋で使っていたストーブからカーテンに火が燃え移り、それが原因で二階建の家は全焼、当時家にいた祖父、祖母と、二階への階段を上がる事は出来ても自分で降りてくる事が出来なかったピッキーも逃げられずに焼け死んだ。 両親の部屋にあった大きなピアノも形をとどめてはいたが、ただのゴミと化した。 火が出たその時、私はどこにいたかといえば、家から歩いて10分ほどの商店街のはずれで母が切り盛りしていた小さな焼肉屋に、母に呼ばれて夕食を食べに行っていた。 店は座敷にテーブルが3つ、カウンター席が6つほどの、小さな店だった。 …

続きを読む

休日の過ごし方

久々の休日で、久しぶりに家族勢ぞろいした。 で、みんなで何をしたかというと、「タポチョ山」にドライブです。爆 私のオットであるリーさんは午後からゴルフの約束が入っていたので、午前中にみんなで出来る事はそれぐらいしかなかったのでした。 それでもタポチョ山にはなかなか行かないし、山の頂上から見る景色もたまにはいいもんですね。 台風がそれていったあとだったので、空は薄暗く曇っていていつも見える海と空の境目もぼんやり曇っていたけど、そういう空を眺めるのも結構好きです。 山の頂上には韓国人のジャングルツアーの真っ最中で、何台もの四駆が連なって山頂に向かっていた。 山頂では20人ぐらいのおばちゃんグループを引き連れた、おじさんツアーガイドさんがサイパンの歴史や地理について身振り手振りを混ぜて説明しているのだが、おじさんの話術のうまい事といったら・・・。 韓国慶尚道という地方(何を隠そう、私のもともとの出身地。私は行った事ないが。)の方言で喋りまくるのだが、途中で織り交ぜた冗談にタポチョ山の頂上は爆笑の渦状態になっていた。 韓国人以外の人が見たら、静かなタポチョ山の山頂で何事かとびっくりしただろう。幸い、韓国人しかいなかった。 歴史や地理の詳しい説明の後、「(ススペの方面を示しながら)あそこらへんにはカラオケ屋がいっぱいあるんだけど、間違っても中国人どものカラオケ屋に入っちゃだめ!間違いなく「ふっかけられ」ますよ。サービス料だの、売春の誘いだの、危ない事がいっぱいだからね。夜、出かけるならかんならず!この私…

続きを読む

台風のおかげで♪

天気予報を見ると渦を巻いてるでっかい雲がサイパン上空に見えるが、 少しそれて上の方に上がっていっている。 先週ずっと続いていた雨も今日から上がってそろそろ晴れてくるかな。 台風の影響で、海はまだ荒れている。 うちのベランダから見る海に白波が見えると、かなり荒れている日だ。 私は台風のおかげで、今日は久しぶりの休みとなった。 一日中フリー、というのは久しぶり、何ヶ月ぶりかな。 嬉しー。といってもこの小さな島では、こんな曇り空では余計、行くところもない。 午後から映画でも見に行こうかな。 最近、またビデオ屋さんに行き始めた。 韓国人がやってるレンタルビデオ屋は、DVDやCDを一緒に置いてるところはなく、ひたすらビデオである。 そして「延滞料なし」である。 じゃ、いつ返せばいいのかというと、「個人の良識」で出来るだけ早めに返すのである。 今日借りて見れなかったら明日見ればいいやぁという気分で借りれるのは気分が楽だ。 それに韓国の連続ドラマを録画したものを借りる事も出来るのだが、韓国のドラマには「はまる」。 日本でも大ブームらしいが、恋愛モノに限らず、韓国の連続ドラマは本当に面白い。ストーリーの回転が早いので一話でも見逃すともう話が見えなくなる。そういうときに活躍するのがビデオヤさんの録画ビデオである。 ドラマの中にはたまに外れもある。視聴率があがらないのは、突然主人公が劇中で死んじゃったりして「あっと驚く結末」でいきなり終わってしまうのだ。そういう強引なところも韓国人の面白いところだと思う。そうやっ…

続きを読む